横山聖美准教授(看護学科)の論文が「現代社会学研究」に掲載されました。
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- 横山聖美准教授(看護学科)の論文が「現代社会学研究」に掲載されました。
- 石田しづえ氏(大学院看護栄養学研究科栄養管理学専攻博士後期課程修了生)の論文が「日本小児アレルギー学会誌」に掲載されました。
- 宮崎早花さん(大学院看護栄養学研究科栄養管理学専攻博士後期課程3年)の論文が「Biochemistry and Biophysics Reports」に掲載されました。
- 船木沙織准教授(看護学科)の論文が「日本放射線看護学会誌」に掲載されました。
- 高橋彩華助教(看護学科)の論文が「日本公衆衛生雑誌」に掲載されました。
- 新関幸子講師(看護学科)の論文が「日本看護技術学会誌」に掲載されました。
- 秋山雅代講師(看護学科)の論文が「日本看護技術学会誌」に掲載されました。
- 泉史郎氏(大学院看護栄養学研究科栄養管理学専攻博士後期課程修了生)の論文が「The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine」に掲載されました。
- 峯岸夕紀子准教授(栄養学科)の論文が「北海道社会福祉研究」に掲載されました。
- 松下真美講師(栄養学科)の総説が「肥満研究」に掲載されました。
- 令和5年度 科学研究費補助金等の外部研究費による研究課題
- 日沼千尋教授(看護学科 母子看護学)の論文が「脳死・脳蘇生」に掲載されました。
- 長内さゆり准教授(看護学科 在宅看護学)の論文が「日本在宅ケア学会誌」に掲載されました。
- 小澤涼子准教授(看護学科 地域看護学)の論文が「保健師教育」に掲載されました。
- 令和4年度 科学研究費補助金・民間助成金による研究課題
2025.06.25(水)
横山聖美准教授(看護学科)の論文が「現代社会学研究」に掲載されました。
現代社会学研究 第38巻 p.39-56(2025年6月)
「中高年女性の役割意識と生涯学習-セカンドライフのジェンダー差に着目して-」
横山聖美
天使大学看護栄養学部看護学科
要旨
セカンドライフとは、一般的に仕事中心の人生に区切りをつける定年後の男性を想定した言葉である。一方、定年制度に当てはまらない女性の場合、人生の区切りとなるものは介護や死別など「家族ケア」に関することが多い。本研究ではセカンドライフにおける意識調査と、資格取得のために生涯学習を行う中高年女性の事例調査を対象とし、ジェンダー差の視点で分析した。意識調査から、セカンドライフで最も重視することは「健康の維持」であり男女で差は無かった。ジェンダー差がある項目は、男性が重視する「稼得」と女性が重視する「学び」であった。中高年女性の学びに注目し、事例調査を実施した結果、学び始めたきっかけは過去のやり残し感や後悔というネガティブな理由であったが、学び続けることにより、「社会的に認められる役割」と「一緒に学ぶ仲間」を獲得していた。仲間との交友関係を維持し学び続けること自体が、セカンドライフ期における「生きがい」につながっていると考えられた。一方で、民間教育事業者による資格取得講座の教育内容には課題もあることが示された。
今後は、生きがい支援としての生涯学習プログラムの整備と教育の質の保証が課題である。
論文はこちらから閲覧できます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hokkaidoshakai/38/0/38_39/_article/-char/ja
現代社会学研究 第38巻 p.39-56(2025年6月)
「中高年女性の役割意識と生涯学習-セカンドライフのジェンダー差に着目して-」
横山聖美
天使大学看護栄養学部看護学科
要旨
セカンドライフとは、一般的に仕事中心の人生に区切りをつける定年後の男性を想定した言葉である。一方、定年制度に当てはまらない女性の場合、人生の区切りとなるものは介護や死別など「家族ケア」に関することが多い。本研究ではセカンドライフにおける意識調査と、資格取得のために生涯学習を行う中高年女性の事例調査を対象とし、ジェンダー差の視点で分析した。意識調査から、セカンドライフで最も重視することは「健康の維持」であり男女で差は無かった。ジェンダー差がある項目は、男性が重視する「稼得」と女性が重視する「学び」であった。中高年女性の学びに注目し、事例調査を実施した結果、学び始めたきっかけは過去のやり残し感や後悔というネガティブな理由であったが、学び続けることにより、「社会的に認められる役割」と「一緒に学ぶ仲間」を獲得していた。仲間との交友関係を維持し学び続けること自体が、セカンドライフ期における「生きがい」につながっていると考えられた。一方で、民間教育事業者による資格取得講座の教育内容には課題もあることが示された。
今後は、生きがい支援としての生涯学習プログラムの整備と教育の質の保証が課題である。
論文はこちらから閲覧できます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hokkaidoshakai/38/0/38_39/_article/-char/ja