看護栄養学部看護学科Department of Nursing

豊かな人間性に裏付けられた質の高い看護職の育成を目指しています。
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 看護学は人間を対象とした体系的な学問です。看護職には、健康の保持・増進や疾病からの回復の援助、さらには安らかな死への援助までを自律して実践できる能力と、豊かな人間性が必要とされます。社会のニーズの多様化や医療の高度化から、より高度な専門知識や技術が求められる中、看護職の活躍の場は病院などの医療施設のほか、福祉施設や在宅などにも広がっています
 また、専門知識やぎじゅつだけでなく、社会性のある、人の気持ちに寄り添える心を持った看護職となるためには、学びの中で自分自身を見つめ、多様な価値観を理解することが重要です。天使大学では、充実した看護基礎教育に基づき、豊かな人間性と専門性を兼ね備えた実践力のある看護師として自信をもって社会に踏み出すことのできる、質の高い教育を展開しています。
定員
100名
修業年限
4年
卒業に要する単位
126単位(教養教育科目を含む)
卒業後の学位
学士(看護学)
卒業後の取得資格
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教育目的

キリスト教的人間観に基づいて、人々の健康生活の保持・増進、健康の回復あるいは平和な死への生活の援助を、自律して実践できる人間性豊かな専門職者を育成する。

教育目標

看護学科教育目標はこちらよりご覧ください。

ディプロマ・ポリシー

看護学科は、キリスト教的人間観に基づいて、人々の健康生活の保持・増進、健康の回復あるいは平和な死への生活の援助を自律して実践できる人間性豊かな専門職者として、以下の能力を身に付け、大学学則に基づく授業科目および単位数の修得など規定にある要件を満たした学生に対して「学士」(看護学)を授与します。

1.キリスト教的人間観に基づき人間を全人的に理解する能力
2.環境と健康との関わりを理解する能力
3.倫理に基づいて対象者を擁護する能力
4.根拠に基づいて実践する能力
5.ヘルスケアシステムにおいて多職種とのコミュニケーションを通して連携・協働する能力
6.グローバルな視点を持ち、社会や他者に貢献する能力
7.専門職者として研鑽し続ける能力

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)を、教育課程の編成・教育内容、教育方法、教育評価の3つの観点から定める。

1.教育課程の編成・教育内容
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を具現化するために、「キリスト教を基盤とした人間教育科目群」「教養教育科目群」「専門教育科目群」「統合発展科目群」の 4 つの科目群からカリキュラムを編成する。
1)「キリスト教を基盤とした人間教育科目群」
キリスト教的人間観に基づき、他者に関心をもち人間を全人的に理解する科目を置く。加えて、他者に仕えていくための愛を育み、社会に貢献する姿勢を培う科目を置く。
専門職、プロフェッショナリズム(プロ意識、専門職業人が持つべき態度・価値観)について学び、自己について内省すること、主体的に自己のキャリアデザインを考えることを通して、看護専門職者としてのアイデンティティを培う科目を置く。
2)「教養教育科目群」
高大接続を踏まえ、入学時までに育んできた「学力の 3 要素」(1.知識・技能、2.思考力・判断力・表現力、3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)をさらに伸長し,広く社会に貢献できる資質・能力を培う教育内容とする。本科目群は、「共通基礎教育科目」「共通教養教育科目」より構成される。
(1)「共通基礎教育科目」では、4 年間の学修の基礎となる知識や技能、論理的思考力や問題解決能力を培うための科目を置く。加えて、国際性を重視する観点から、外国語によるコミュニケーション能力を培う科目を置く。
(2)「共通教養教育科目」では、人類の文化や社会に関する幅広い知識を身に付け、社会規範意識や倫理観を養い、豊かな感性と美意識、主体的に考え行動する力を培うための科目を置く。
3)「専門教育科目群」
看護の実践に必要となる専門的知識、技術を修得し、論理的思考、問題解決能力、多職種と連携・協働する能力を培う教育内容とする。本科目群は、「専門基礎科目」「看護基礎科目」「看護臨床科目」より構成される。
(1)「専門基礎科目」では、人間の健康と疾病の成り立ちや治療に関する専門的知識、人を取り巻く自然環境・社会的環境と健康の課題、わが国のヘルスケアシステムを理解するための科目を置く。
(2)「看護基礎科目」では、看護学の基本概念、看護の役割・機能、基礎的知識を学び、対象者の健康状態を判断する方法と看護過程、コミュニケーションなどの基礎的な技術・生活援助技術・診療介助技術などの看護技術を修得するための科目を置く。
(3)「看護臨床科目」では、看護学の専門的知識を活用し、対象者の特徴を踏まえ、健康問題・課題の解決に向けて看護を展開するための論理的思考、問題解決能力、安全・安楽に看護ケアを提供する技術、多職種と連携・協働する能力を修得するための科目(臨地実習科目を含む) を置く。
4)「統合発展科目群」
4 年間の学習を統合し、看護専門職者としての将来の発展につながる教育内容とする。グローバルな視点を持ち、多様な環境下で生きる人々への理解と看護活動のあり方について熟考する科目、社会の変化への対応や看護の質の改善、および看護専門職の発展に向け、研究的な視点で看護を探究するための基礎的能力を培う科目、高度実践看護師や保健師など大学院での学びに繋がる科
目を置く。
上記科目群の詳細および卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)で示した 7 つの能力との関連について、体系図(カリキュラム・マップ)を示す。

2.教育方法
1)大学における学修への円滑な移行に必要な初年次教育を実施する。
2)ディプロマ・ポリシーで示した 7 つの能力の修得を意識して学習を進められるよう、「カリキュラム構成図」や「履修モデル」を提示し、履修指導を行う。
3)ディプロマ・ポリシーで示した 7 つの能力を修得できるよう、かつ学生が主体的に学び、学習の積み重ねが可能となるような教育方法を用いる。アクティブ・ラーニング型授業を展開し、授業科目の内容を踏まえて、事前・事後課題の提示、グループワーク等の効果的な方法を用いる。
4)知識を活用してアセスメントし、必要な看護ケアを立案・実践する能力を養うために、シミュレーション教育や少人数教育を行う。
5)学生が主体的に自己学習できるように、教育環境を整える。
6)自己の学修成果や学生生活での体験を俯瞰し、自身の成長を確認していけるよう、ポートフォリオを作成し、活用する。

3.教育評価
1)授業科目毎に、講義・演習・実習等の科目の特徴を踏まえた評価方法により、①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度の観点を含め、多面的に成績評価を行う。実習科目は、設定された実習目標の達成度を、評価基準に基づいて評価する。
2)1~3 年次の終了時および卒業時に、カリキュラム・ルーブリック(ディプロマ・ポリシーで示した 7 つの能力を、能力毎にレベル 1~4 の段階で表したもの。)に基づいて、各能力の修得状況を評価する。
3)科目毎の授業評価アンケート、および各学年終了時に到達度評価アンケートを実施し、学生の授業やカリキュラムに対する評価と意見を把握することで、カリキュラムの見直しと改善を図る。

アドミッション・ポリシー(看護栄養学部)

1.本学の教育理念に関心をもち、本学での学修に意欲と熱意をもっている人
2.人間、いのち、健康、生活に対して関心をもち、職業を通して、人の役に立ちたいと思っている人
3.他者に関心をもち、あたたかい心でコミュニケーションがとれる人
4.基本的生活習慣が身に付いていて、自分自身の健康管理ができる人
5.入学後の学修に必要な基礎学力としての知識や技能、思考力・判断力・表現力をもっている人
6.自ら考え学修する意欲をもち、問題状況を的確に把握し、その解決に向けて主体的に行動できる人
天使大学の4つの特長