学長挨拶・天使大学の概要

愛をとおして真理へ
人間のほんとうの幸せは、自分だけの都合や欲求の実現にではなく、それぞれの心に刻まれてある良心の声に従って、自分のまわりの人を大切にし、その人たちと喜びや悲しみを分かち合うことのうちにあります。ほんとうの自分らしさ(自己実現)の課題や、世界の真実の理解は、限りなく遠い目標ですが、その道の始まりは、いま与えられたところで人を愛し、いま与えられたところで正しいことを学ぶ、そのことのうちにあります。本学の建学の精神「愛をとおして真理へ」は、この愛と学びの実践を、人々に仕える専門職業人への道しるべとして掲げています。
 
天使大学 学長 田畑 邦治

 

天使大学の伝統と建学の精神

1898(明治31)年、「マリアの宣教者フランシスコ修道会」はハンセン病に苦しむ人々のために5名の修道女を日本に派遣し、修道女たちは熊本で献身的な奉仕活動を行いました。ついでその奉仕活動は札幌の開拓民に向けられ、1908(明治41)年、7名の修道女が札幌に施療所(現・天使病院)を開設。日夜貧しい人々に手をさしのべ、病める人々に献身的な看護を行いました。1935(昭和10)年にローマ教皇ピオ11世が「奉仕活動にあたる者は高度な看護教育を受けるように」と推奨したことを受け、マリアの宣教者フランシスコ修道会は戦後の荒廃した札幌と東京で高度な看護教育を始めることを決定。
1947(昭和22)年に札幌天使女子厚生専門学校が設立され、これが天使女子短期大学となり、のちに現在の天使大学となります。
天使大学は開学以来、のべ10,000名以上の卒業生を社会へ送り出してきました。
卒業生は、国内はもとより世界各国で人々の生活支援に貢献する専門職業人として活躍しています。

2017(平成29)の学園創立70周年を経て、現在も伝統を受け継ぎながら歩み続けています。建学の精神「愛をとおして真理へ」の源は、札幌の施療所を開設した7名の修道女たちが身をもって示した人間愛の教えにあります。すべての人を愛し、その人の立場にたって看護と栄養の職務にあたる職業人を育てること。それが天使大学の誇りであり、アイデンティティです。
 

天使大学 概要

名称

学校法人天使学園・天使大学

理事長

松岡 健一

所在地

〒065-0013 北海道札幌市東区北13条東3丁目1番30号

電話番号(代表)

011-741-1051

FAX番号(代表)

011-741-1077

学部・学科・研究科等

大学  看護栄養学部 (看護学科・栄養学科)
大学院 看護栄養学研究科(看護学専攻・栄養管理学専攻)
    助産研究科(助産専攻)

創立

1947