天使大学 看護栄養学部 看護学科

〈卒業に要する単位〉129単位(教養教育科目を含む)
〈学位〉学士(看護学)
〈卒業後の取得資格〉看護師・保健師国家試験受験資格

豊かな人間性に裏付けられた看護職業人の育成を目指しています。

看護は健康という側面から生活を支援する実践科学です。看護職には、病気によって健康を崩された方の看護に加えて、病気を予防し健康な生活を支援する役割も求められています。現在、看護職は病院などの施設のほか、在宅、地域など多様な場で活躍しています。

看護職はさまざまな人にかかわる職業なので、患者さんが何を感じ、何を考え、何を望んでいるかといったことを把握し、他の看護職者、医師、管理栄養士等と協働して、的確に行動することが求められます。本学看護学科では、「理論」と「実践」を統合し、看護の実践力を高めていくとともに、多様な価値観を尊重しながら自分自身を見つめ、豊かな人間性を育んでいく教育を展開しています。

天使で得られる9つの能力

人間をみつめる眼を養う。

  • 命を尊ぶ ~生命の尊厳への感受性と、他者に開かれた人間性を磨く能力

    健康を失った時、人はそのことをどう感じるのでしょうか。自由な移動や、日々の食事を楽しむことなど、人が人であることを支える要素はたくさんあります。看護に携わる人には、これら一つひとつの苦しみに共感し、ともに歩む姿勢が求められます。人間のスピリチュアリティや生命の尊厳とは何かを深く自問しながら、 他者に開かれた人間性を磨くことは、看護を目指す人の最初の目標となります。

  • 人間を知る ~人間を全体的に理解する能力 

    病名は同じでも、その症状は一人ひとり異なります。今、その人には何が起きていて、何が必要なのか。どうしたら、その人の力を最大限引き出すことができるのか。そのために何を提供できるのか。ケアの原点は、人間としての想像力と科学的な裏付けをもって、その人の状態を把握するところにあります。看護の現場では、人間を全体的に理解する能力が、常に問われることになります。

  • 環境とのかかわり ~環境との相互作用によって生じる健康状態を理解する能力 

    人間と環境の相互作用によって生まれるさまざまな健康状態を理解することは、病状の各段階のケアにおいて、状況を見極める基礎になります。一言で環境と言っても、生態系、自然、病院、地域など、そのとらえ方はさまざまです。看護を行う場合には、こうした環境の中に問題点があるならば、それをきちんと見定めて、その解決方法を探しながら改善に向けて働きかける力も必要となります。

  • 社会を理解する ~社会システムを理解し、社会の変化に柔軟に対応する能力 

    たとえば、訪問看護ステーションは誰のどんな求めに応えて、どのような計画で導入された仕組みなのでしょうか。このように、人間を取り巻く環境や政治的・経済的・文化的な社会システムの変化は、医療と密接にかかわっています。社会システム全体を理解し、看護の立場から地域や行政の抱える課題を見極め、解決に向けて行動することも、看護に携わる一人ひとりの責任となるのです。

  • 人それぞれへの接し方 ~あらゆる健康レベルの人に対して、 的確に対応する能力 

    健康な子どもや若者がもっと健康になり、元気な高齢者になるために、今からできることは何でしょう。慢性の病気と付き合いながら生きるとは、どんなことなのでしょう。看護を実践する時には、さまざまな年齢や立場の人と接することになります。赤ちゃん、おとな、お年寄り。接し方は、みんな違います。相手に応じたコミュニケーションを考えながら、健康レベルや発達段階に応じた看護を行うことが大切です。

  • チームワーク ~保健医療システムのなかで、他の専門家と協働する能力 

    ひとりの患者さんとかかわる保健医療福祉のプロには、どのような人たちがいるでしょうか。医師、看護師、助産師、保健師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、ケースワーカー……。1日でも実習に出れば、看護師だけで看護ができないことはすぐにわかります。看護師には、保健医療福祉システムの中で他の専門家と協働できるコミュニケーション能力と、その役割を確実に果たす能力が求められます。

  • 責任感ともう一人の自分 ~看護専門職者としての、人間的責任と役割を果たす能力 

    いま自分のしていることは、正しいでしょうか。学生という立場であっても、看護の現場とかかわる過程で、「問いかける自分、もうひとりの自分」を育てる必要に気付くはずです。看護専門職者として対象者の人権と倫理を尊重し、看護の役割と責任を果たすために必要なことを、あらゆる機会を通して学びましょう。その上で、自らを客観的に見つめるもう一人の自分と出会いましょう。

  • サイエンスとテクニック ~問題意識を持ち、科学的思考を行える能力 

    それぞれの健康レベルに応じて、科学的な根拠にもとづいた看護技術を提供できること。現場で毎日求められる看護技術を一言で言うとこうなるでしょう。天使大学では、4年間でのべ6ヶ月間におよぶ実習を通して、大学と現場を行き来しながら学習を深めていきます。実習を単なる体験にとどめず、4年間をフルに使って、プロとしての一歩を自信を持って踏み出せるレベルに到達します。

  • 世界の人々のために ~人間愛にもとづき、国際社会に貢献する能力 

    看護は知識であり技術であると同時に、思いやりであり、行動です。どこの国でも必要とされ、一度それを身につけた人は、常に何かを提供できます。天使大学は、人間愛をもって国際社会に貢献する能力の獲得を学習の目標としています。天使の卒業生は地球上のさまざまな場で、今この瞬間も、建学の精神「愛をとおして真理へ」を胸にとめながら、看護に取り組んでいます。

最終更新日:2010年7月10日