新着情報

  • ホーム
  • 新着情報
  • 【学生、保護者の皆さま】今後の学外実習と後期授業について
2020.08.18お知らせ

【学生、保護者の皆さま】今後の学外実習と後期授業について

天使大学の学生、保護者の皆さまへ

 

2020年8月18日

天使大学

学長 田畑 邦治

 

 新型コロナウイルスの感染が全国的に収まりを見せず、外出にも例年にない心配りが求められる中で、学生、保護者の皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 本学では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、国の緊急事態宣言や北海道の活動自粛要請をふまえて学生の登校を制限するなど、さまざまな制約の中で授業を行ってまいりました。このことにより、皆さまには大変なご不安とご不便をおかけしていることかと思います。まずはこれまでのご協力に、心より感謝申しあげます。

 

 2020年度前期は4月末よりオンライン授業を先行して実施し、緊急事態宣言が解除された現在は、感染防止対策を徹底した上で、学科・学年ごとに分散登校を開始し、演習科目、実験・実習科目を優先するかたちで対面授業を段階的に再開いたしました。

 オンライン授業については、対面授業と比して教育効果が落ちぬように、各教員が教材や教授方法を工夫し、手探りではありますが多くの時間と労力をかけて授業に臨んでおります。そうした中で、オンデマンドでの配信により授業を繰り返し視聴できたり、視聴する時間を自分でマネジメントできたりと、オンライン授業ならではのメリットも徐々に見えてきたところです。一方、慣れないパソコン操作に不安を感じている学生やインターネット環境が安定せず苦慮している学生がおられることも承知しております。今後もより充実した授業を提供できるように、学生に対しオンライン授業の現状に関するアンケートを実施するなど、学生の意見・要望・評価を集約した上で、さらなる改善に努める所存です。

 

 本学は看護師、栄養士、管理栄養士、栄養教諭、保健師、助産師等の専門職者を養成する教育機関であり、それゆえに「新型コロナウイルスの感染拡大によって資格取得に影響が出るのではないか」と不安に思われている学生、保護者の方もいらっしゃるのではないかと拝察いたします。現在、学外実習の実施に向け、文部科学省および厚生労働省からの指導や、実習受け入れ病院等との連携のもと、各学科・研究科において「新型コロナウイルス感染症に対応する臨地実習ガイドライン」を策定し、学生に周知しているところです。今後、このガイドラインに沿って、徹底した感染予防のもと、学外実習を慎重に実施していく予定です。

 

 しかしながら、今後の札幌における新型コロナウイルス感染症の拡大状況によりましては、学生の安心・安全を最優先に考え、学外実習の実施を見直さざるを得ない状況になることも十分想定されます。そのような場合にあっても、学外実習に替わる措置を学内で講じることによって、資格取得に支障がないように適切に対応いたします。

 

 ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症は全国的に再び拡大しつつあり、札幌においても予断を許さない状況が続いております。そうした状況を鑑み、後期も引き続きオンライン授業が基本となり、オンラインでは教授が困難な演習科目、実験・実習科目のみ「対面授業」を行う、という方針に今のところ変更はございません。また、後期の授業予定表を早くお知りになりたいという要望があることも承知しております。現在のところ「9月中旬~下旬」にお示しできる予定ですが、なるべく早くご提示できるように努力いたします。

 

 わからないことや困ったことがありましたら、各学科・学年の学生支援教員、学務課等にお気軽にご相談いただきますようお願いいたします。学生、保護者の皆さまからのご意見・ご要望は決しておざなりにせず、鋭意検討し、回答いたします。

 保護者の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスの収束が見通せない中、お子さまの学業や就職について不安が募ることもあろうかと存じますが、後援会や同窓会の皆さまのお力もお借りしながら、全学を挙げて学生を支援してまいりますので、今後ともどうぞご理解、ご協力、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。