募金活動

学校法人天使学園・天使大学募金趣意書

皆様におかれましては、平素より学校法人天使学園天使大学に対して温かいご支援、ご協力を賜りましてありがとうございます。心より感謝を申し上げます。

本学園は、「マリアの宣教者フランシスコ修道会」により、1947年に札幌天使女子厚生専門学校として設立されて以来その歴史を重ね、2017年には学園関係者のご出席をいただき創立70周年を迎えることができました。また、2020年4月には大学開学20周年を迎えます。この間、常に社会のニーズを捉え、最適な制度を先駆的に選択し、教育・研究機関として発展して参りました。

カトリック系教育機関である本学園では、建学の精神「愛をとおして真理へ」を教育の基盤として、これまでのべ11,000名以上の卒業生・修了生を社会へ送り出し、多くの卒業生・修了生は看護師、専門看護師、保健師、助産師、栄養士、管理栄養士、栄養教諭、養護教諭等として保健、医療、福祉、教育等の現場において、本学で学んだ知識や技術、他者に奉仕する精神をもって、国内はもとより世界の各地で優れた専門職業人として活動しています。

これまでの発展は、日頃から本学園を支えてくださる多くの卒業生・修了生をはじめ関係の皆様方のご尽力の賜であり深く御礼申しあげます。

一方、急速な少子高齢化の進展に伴う18歳人口の減少等により、本学を含め私学の経営環境は一層厳しくなっており、入学者確保に向けて魅力ある大学づくりが急務となっています。

このため、学園創立70周年を契機として本学の更なる発展を目指して大学開学20周年となる2020年度に向けて、入学定員やカリキュラムの見直し、大学院のあり方検討、奨学金等を含む学生支援の充実、老朽・狭隘化している校舎等の教育施設の整備等の大学改革に取り組んでおります。そして2020年2月末には、大講義室、栄養学の各実験室、看護実習室、図書館、体育館、食堂、学生の交流拠点となるラーニングコモンズを整備した念願の新校舎(地上6階建て)が完成いたしました。

2017年度から開始した募金事業は、キャンパス整備のほか、教育研究環境の充実、学生を支援する奨学金制度の拡充を目的として、目標額を1億円として取り組んできておりますが、これまでの寄付金累計額は約5,700万円となっています。

募金事業につきましては、2020年度まで継続して取り組むこととしておりますので、教職員の皆様、同窓生の皆様、後援会の皆様、医療福祉関係機関・地域社会の皆様方、産業等各界でご活躍の皆様方に、本事業の趣旨をご理解いただき、引き続き温かいご支援ご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

 

学校法人天使学園 理事長 松岡 健一
    天使大学 学長 田畑 邦治