看護栄養学部カリキュラムDepartment of Nursing

理論と実践を統合する高い看護実践能力と、豊かな人間性を備えた看護師を養成します。
天使大学では、4年間で看護師課程のみを修了するカリキュラムを編成し、「理論」と「実践」の統合を重視しています。
専門科目には、本学独自の科目として、「医療と倫理」、「リハビリテーション看護学」、「生と死の看護ゼミ」、「人間形成とキャリアデザインⅠ~Ⅲ」などが開設され、人間性豊かでよりレベルの高い看護師となるための学修ができます。また、大学院進学による保健師、助産師、高度実践看護師などへの基盤となるカリキュラムとなっています。
 

カリキュラムの特徴



「キリスト教学」「人間学」「宗教学」などの科目からキリスト教に基づいた人間観、価値観、世界観を学び、さらに「人間形成とキャリアデザイン」「生と死の看護ゼミ」では、自分を見つめ、意見交換する中で生と死、職業人としての考えを深めていきます。
またイースターの集いやクリスマスの集い、合唱コンクールなどの行事を通して、協力し合う大切さを学んでいきます。


1年次から段階的に学ぶ「基礎看護技術論」では少人数グループで指導する体制をとり、技術テストなど習熟度の確認をしながら学習を積み上げていきます。
2年次後期には週1日の臨地実習を行いながら、現場で求められることと学習内容を統合させ、3年次の本格的な実習に臨みます。
4年次にはこれまでの学びの集大成として「統合看護技術演習」「統合看護臨地実習」でより実践的な看護を展開します。


授業を受けるだけでなく、時間を有効に活用して積極的に自己学習や課題学習に取り組み、自らの探究心で学習を進めていける能力を養うための授業を展開します。授業の目的に応じてグループ学習ゼミナール形式の学習など、多様な学習方法を取り入れます。
また、各学年に「学生支援教員」を置いて少人数の学生を担当し、きめ細かな学習・生活支援を行います。


これからの看護に必要となる「家族看護学」「看護倫理」「事例研究」などの科目は必修科目として、「感染看護学」「リハビリテーション看護学」などは選択科目として開設。「ホスピス・緩和ケア論」では終末期ケア、がん専門看護の基礎を学び「地域看護学」では地域で暮らす人々への看護を学習。
専門的な学びでキャリア発展(保健師・助産師・専門看護職・大学院等)につなげる基礎をつくります。


保健医療福祉チームの中で他職種と連携・協働する能力は、これからの看護職には不可欠です。
栄養・看護演習」では栄養学科との協力体制のもと、看護師、管理栄養士の専門性を理解し、実践事例を通して具体的な生活の質の向上を目指した食と看護の支援と関係職種の連携・協働について学びます。


地域社会や国際社会にも目を向けて、多様な環境下で生きる人々の現状と課題、看護職に求められている役割を学びます。
必修科目の中で学習するとともに「国際医療援助論」「災害医療援助論」「看護英文講読」「医療人類学」などの選択科目や、国際的に活躍している方の特別講演および海外研修などの機会も設けられています。

修業年数と卒業に必要な修得単位数

修業年限:4年 ・ 卒業に必要な修得単位数:126単位
区分 必修単位数 選択単位数
教養教育科目 13 15
※選択必修科目
2単位以上を含む
28
専門
教育
科目
専門基礎科目 24 2
※合同特別演習を除く
98
専門科目 72
合計 109 17
※選択必修科目
2単位以上を含む
126

学修成果にかかわる評価

1)成績評価の方法
  • 講義および演習科目の評価は、試験、学習態度等の結果に基づいて、総合的に判定されます。
    授業科目ごとの評価方法とその基準は、「授業概要」に示されます。
  • 実習科目の評価は、実習評価項目、実習記録(提出物)、実習態度の結果に基づいて、総合的に判定されます。
    実習評価項目、実習記録の内容、提出時期、評価基準等は「授業概要」または実習開始時(履修開始時)に当該科目の担当教員から提示されます。
2)成績は評語または評点で表し、その基準は次のとおりです。
成績評語 評点 合格・不合格
A 100~90点 合格(単位授与)
B 89~80点
C 79~70点
D 69~60点
F 59点以下 不合格(単位不授与)
※既修得単位等の認定を受けた科目は「N」の評語で表します。