看護栄養学部カリキュラムDepartment of Nutrition

食をとおして生活へのサポートを自律して実践できる管理栄養士を養成します。
天使大学では、4年間で管理栄養士養成課程を修了するカリキュラムを編成し、「理論」と「実践」の統合を重視しています。
専門科目には、国が定めた管理栄養士養成施設校としての指定科目のほかに、「管理栄養士論」、「食といのちのゼミ」、「卒業研究」、「スポーツ栄養学」、「国際栄養学」、「カウンセリング演習」、「フードサービス実習」などの科目も開設され、臨地実習科目も極めて多彩です。
また、希望者には、栄養教諭一種免許状取得のための教職課程の履修も可能なカリキュラムとなっています。
 

カリキュラムの特徴

キリスト教精神を基盤にした豊かな人間性を育みます

「キリスト教学」、「人間学」、「宗教学」などの科目からキリスト教に基づいた人間観、価値観、世界観を学び、さらに「食といのちのゼミ」では自分を見つめ、意見交換する中で管理栄養士としての考えを深めていきます。また、合唱コンクール、ステップアップセレモニーなどの行事を通して、協力し合うことの大切さを学んでいきます。
実践力を備えた管理栄養士育成を目標としたカリキュラム

天使大学のカリキュラムは豊富な学外実習を通して、臨床で役立つ確かな実践力を身につけると同時に、科学的根拠に基づいた適切な判断をするため、栄養学を体系的に学びます。また、栄養学科のカリキュラムは実践力を高めるだけでなく、「管理栄養士国家試験」対策にも直結しています。正課だけでなく、教員が組織する管理栄養士国家試験ワーキンググループが補習や模擬試験を行うなど、合格率100%に向けて全力でバックアップします。
管理栄養士として問題意識をもち、主体的に考え行動できる能力を強化

授業を受けるだけでなく、時間を有効に活用して積極的に自己学習や課題学習に取り組み、自らの探究心で学習を進めていける能力を養うための授業を展開します。授業の目的に応じてグループ学習ゼミナール形式の学習など、多様な学習方法を取り入れます。また、各学年に「学生支援教員」を置いて少人数の学生を担当し、きめ細かな学習・生活支援を行います。
看護栄養学部の特色を生かした学習により連携・協働に必要な力を強化

3年次から始まる臨地実習は、病院、福祉施設、小学校、保育所・事業所、保健所・市町村保健センターで行われ、国の規定(4週間)を大きく上回る最大9週間の実習ができます。また、本学では就職者が多い病院での実習に力を入れ、「臨床栄養学実習Ⅲ」(3年次必修)と「臨床栄養学実習Ⅴ」(4年次選択)の2度にわたる実習体験を経て、栄養管理などについて学ぶことができます。
教職課程を選択・履修することで「栄養教諭一種免許状」が取得できます

小・中学校等で「食に関する指導」と「学校給食の管理」を一体に担う栄養教諭は、栄養に関する専門性と教育的資質をともに必要とされる、やりがいのある専門職です。栄養教諭教職課程の履修は、学習指導案の作成や栄養教育実習など楽ではありませんが、児童・生徒の食行動の改善という魅力ある仕事にひかれ、各学年で例年15~30名程度が履修しています。教員採用試験への指導体制も万全で、2012年度の栄養教諭(北海道)の新規採用16名のうち、9名が天使大学の出身者でした
 

修業年数と卒業に必要な修得単位数

修業年限:4年 / 卒業に必要な修得単位数:128単位
区分 必修単位数 選択必修・選択単位数
教養教育科目 13 15
※選択必修科目2単位以上を含む
28
専門
教育
科目
専門基礎科目 42 選択必修単位数 選択単位数 100
10
専門科目 47 1
合計 102 26 128

学修成果にかかわる評価

1)成績評価の方法
  • 講義および演習科目の評価は、試験、学習態度等の結果に基づいて、総合的に判定されます。
    授業科目ごとの評価方法とその基準は、「授業概要」に示されます。
  • 実習科目の評価は、実習評価項目、実習記録(提出物)、実習態度の結果に基づいて、総合的に判定されます。
    実習評価項目、実習記録の内容、提出時期、評価基準等は「授業概要」または実習開始時(履修開始時)に当該科目の担当教員から提示されます。
2)成績は評語または評点で表し、その基準は次のとおりです。
成績評語 評点 合格・不合格
A 100~90点 合格(単位授与)
B 89~80点
C 79~70点
D 69~60点
F 59点以下 不合格(単位不授与)

※既修得単位等の認定を受けた科目は「N」の評語で表します。