木村 晶子(キムラ アキコ)
所属/職位
助産研究科/助教
学位・資格等
修士(看護学)、看護師、助産師、保健師
ホームページ
担当科目
助産研究科
マタニティサイクル助産ケアⅢ、ハイリスク助産学Ⅰ・Ⅱ、独立助産演習、マタニティサイクル助産ケア基礎実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、マタニティサイクル助産ケア統合実習Ⅰ・Ⅱ、女性のフィジカルイグザミネーション、助産女性学、特別統合課題研究
研究テーマと概要
ハイリスク児の母親とかかわる助産師の体験(原著)
NICUに入院した子どもの母親とかかわっているときの産科病棟の助産師の体験を、現象学的アプローチの1つであるheuristic researchにより調査した。助産師の体験の本質には、ハイリスク児の母親に対するイメージ、「児を受け入れてほしい」という願い、助産師としての使命感・役割意識があった。ハイリスク児の母親とかかわる産科病棟の助産師の体験の本質には,ハイリスク児の母親は悲嘆から受容への心理過程をたどるというイメージ,「児を受けいれてほしい」という願い,母親の思いを聴かなければならないという使命感・役割意識があった。このような本質に支えられた助産師の体験の特質をあらわすテーマとして次の5つがあった。テーマ1:児を受け入れてほしい,テーマ2:母親の気持ちにあわせたケアをしたい,テーマ3:母親にはこれ以上のストレスをためてほしくない,テーマ4:思いを聴くことの難しさ,テーマ5:もっとゆっくりかかわりたい。このような体験を理解するとともに,今後は,助産師が自信をもってケアにあたれるように傾聴の技術を含めたトレーニングが必要である。 *木村晶子(2009).ハイリスク児の母親とかかわる助産師の体験,日本助産学会誌,23(1),72-82.
NICUに入院した子どもの母親をケアする助産師の体験の本質を探究する過程(原著)
質的研究の方法論の実際を述べた。Heuristic researchという、研究者の主観を用いて対象者の体験世界に近づくというアメリカ型の現象学的アプローチ法の実際をまとめた。この分析方法には、研究者が自身の経験を内省することと、何度もデータに戻ることが有用だった。 *木村晶子(2010).NICUに入院した子どもの母親をケアする助産師の体験の本質を探究する過程―研究者の内省を用いて―,日本保健医療行動科学会年報,25,107-122.
