大学院看護栄養学研究科 看護学専攻Graduate School of Nursing and Nutrition Division of Nursing

実践型の上級実践看護師コースと
修士論文コース、保健師コースを設置。
より高度な実践・研究を行います。
修業年限
2年
定員
14名
学位
修士(看護学)
卒業後の取得資格
保健師国家試験受験資格
(保健師コース)

※修士論文コース(公衆衛生看護学、精神看護学、成人看護学)では
長期履修学生制度」で標準の修業年限を超えた履修ができます。

カリキュラムの特徴

実践型コース

保健師コース
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 58単位
保健医療の専門職として、保健師には健康問題解決のための施策化、政策提言ができる能力が求められます。
また、現代社会の複雑な健康課題の解決には、より深い対象理解と実践のための理論の活用、事例や分析能力など高度な専門的支援技術が必要となります。
保健師コースでは、科学的根拠に基づいて系統的実践を行う能力を獲得し、専門職として自律して働くことのできる保健師を養成します。
到達目標
  1. キリスト教的人間観を基盤に公衆衛生看護の理念に基づく倫理観をもって公衆衛生看護ができる。
  2. 科学的根拠と文化的感受性をもって地域の健康課題を明確にし、関係者と共有することができる。
  3. グルーバルな視点で将来を見据え、地域ケアシステムを評価し、施策化、政策化を提言できる。
  4. 人々の健康増進能力を高め、複雑な健康課題を解決するために関係者と連携・協働して支援できる。
  5. 公衆衛生看護実践における課題を見出し、適切な研究方法を選択し、成果をまとめることができる。
  6. 保健師の責務を遂行し公衆衛生看護の向上を図るために自ら課題を見出し主体的に学ぶ姿勢がある。

実践型〔高度実践看護師〕コース

ホスピス緩和ケア看護学コース[がん看護専門看護師(CNS)教育機関]
出願に必要な資格 看護師免許ならびに3年以上の看護実務経験
修了に要する単位 38単位
「高度実践看護師」とは、高度な実践・相談・教育・調整・コミュニケーション・倫理的調整・研究を行う能力を持ち、チーム医療の核となって包括的なケアをマネジメントし、その専門領域においてリーダーの役割を果たす看護師のことです。
本学では、学士課程で学習した看護学教育を基礎としながら、がん看護専門分野の高度実践看護師を養成します。
到達目標
  1. キリスト教的人間観に基づく全人的ケアを実践できる。
  2. 各専門分野における倫理的配慮意思決定支援ができる。
  3. 専門的なエビデンスに基づく実践・相談・教育ができる。
  4. 高度なコミュニケーション能力に基づく多職種連携・調整することができる。
  5. 組織変革・政策提言に必要な変化エージェントの役割意識を有している。
  6. 基本的な研究能力を有し、課題研究を今後の実践に結び付けて説明できる。
修了生が「がん看護専門看護師」として活躍しています。
これまでに看護学専攻ホスピス緩和ケア看護学コース修了生14名が「がん看護専門看護師(CNS)」に認定されています。主に札幌市内のがん診療連携拠点病院で活躍しています。

修士論文コース

公衆衛生看護学コース
出願に必要な資格 看護師・保健師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
地域社会の変化に伴って、「虐待」などの新たな健康課題に対応できる人材、住民のニーズに基づき、かつ地域特性を生かした健康政策を推進できる行政能力を備えた人材を育成します。
本コースは、公衆衛生看護における学識を深め、科学的思考力と研究能力を養い、豊かな人間性に裏付けられた高度な看護専門職業人として保健師をキャリアアップします。
到達目標
  1. 根拠に基づいた地域の保健活動を立案・実施・評価できる能力を高める。
  2. 特殊な健康問題をもつ家族および集団をアセスメントし、ケアのコーディネイターとしてニーズを組織的に解決できる能力を高める。
  3. 根拠に基づいた施策化を提言・推進できる能力を養う。
  4. 保健師の実践知について理論的に根拠づけ、さらに公衆衛生看護の知識や技術を開発し、実践の改善や変革のための研究能力を養う。
  5. 研究計画に従って公衆衛生看護学分野における研究を遂行し、研究成果をもとに学位(修士)論文を作成する。
精神看護学コース
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
精神障がい者を取り巻く保健医療福祉の環境が大きく変わる中で、精神看護を専門とする看護師に求められる役割は多様化しています。
こうした状況をふまえ、本コースでは、精神看護の基盤となる治療的対人関係能力、精神の健康生活に関するアセスメント能力、他職種との連携や援助を求める人々との関わりの中で必要となるコンサルテーション能力の習得を基盤に置き、さらに精神看護学領域における研究実践能力を培い、将来、精神看護学の発展に貢献できる人材を育成します。
到達目標
  1. こころの健康問題を持つ人の問題を理解し、支援するための理論・概念と活用方法を修得する。
  2. こころの健康問題を研究的視点から明確化するための分析力と評価力を養う。
  3. 急性期、回復期、慢性期の各期にある人および家族に対する看護について探求する力を養う。
  4. 看護実践上の倫理および研究遂行上の倫理を確実に修得する。
  5. 精神看護学領域の課題を系統的かつ広範に探究し、研究計画に従って遂行し、論文をまとめる。
成人看護学コース
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
社会の変化や医療技術の進歩を背景に、急性期、危機的状況、慢性期、終末期などさまざまな健康問題を持つ人々が増えています。
そうした人々には専門的な看護が必要とされており、そのニーズに応えるべく、各々の健康問題を持つ成人期にある人々とその家族を対象とするのが成人看護学領域です。
個々の健康問題に有効な看護実践を行うための諸理論・概念と看護介入モデルを学びます。
臨床での疑問を大切にして、ゼミやフィールドワークを通して、理論やモデルなどの看護実践での適用を実践的に学び、個々の関心に応じた研究テーマを探究します。
到達目標
  1. 急性、慢性、終末の各期にある成人患者および家族の特徴やその人たちの抱える問題を理解するための理論・概念とその活用方法を修得する。
  2. 急性、慢性、終末の各期にある成人患者および家族に対する有効な看護実践を探求するための基礎となる分析力・評価力を養う。
  3. 急性、慢性、終末の各期にある成人患者や家族に対する看護について理論を応用し、実践的視点から追究する能力を養う。
  4. 成人看護学領域における実践的課題を系統的に探究し、研究計画書に従って研究を遂行し、研究成果を学位(修士)論文としてまとめる。
老年看護学コース(2018年度開設予定)
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
超高齢社会の日本では、社会保障制度や医療制度の改革等高齢者に関わる喫緊の諸問題がある中、住み慣れた地域でその人らしさを保ちながら人生の終焉を迎えることも課題であります。老年看護は医療機関、施設、地域(自宅)と幅広い場所で提供されることから、研究や実践も広い視野での視点が求められます。当領域では、様々な生活の場で暮らす高齢者への看護のあり方について、国内外の研究文献のクリティークを行い、各自でテーマを絞って探究していきます。
到達目標
  1. 高齢者の特性を理解し、国内外の諸理論や概念を活用してその人らしさを支える援助のあり方を探求する力を修得する。
  2. 様々な場で生活する高齢者の持つ課題の解決に向けて、分析力と評価力を養う。
  3. 健康レベルに応じた高齢者と家族に対する看護について、研究文献を活用して多角的に探究する能力を養う。
  4. 老年看護学領域における研究的な課題を論理的に発見し系統的に、研究計画書に従って研究を遂行し、論文としてまとめる。
母性看護学コース(2018年度開設予定)
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
女性と母子、その家族の健康と安全、周産期のリスクの予防・正常性を維持・促進するための看護ケアを検討します。また、ハイリスクにある周産期の女性と母子、その家族がかかえる問題を統合的に捉え、対象者の経験や意思を尊重しながら、健康で安全なくらしにつながる個別的なケアを検討します。女性と母子、その家族をめぐる環境が多様に変化し、複雑化していく中で生じる新たな看護課題を捉え、対応していくための感性と科学的思考力、研究能力を養います。
到達目標
  1. 女性のライフサイクル各期、周産期各期における母子とその家族の健康課題を理解し、支援するための理論・概念、先行研究の活用方法を理解する。
  2. 女性のライフサイクル、周産期各期における健康課題を統合的に捉え、対象の経験と意思を尊重したケアの開発につながる研究方法を検討する。
  3. 女性と母子、その家族を対象とした研究における倫理的課題、研究遂行において留意すべき倫理的配慮、研究者に必要な倫理的態度を学修する。
  4. 母性看護学領域における研究課題を明確にして研究計画書を作成する。
  5. 母性看護学領域において作成した研究計画書に従って研究を遂行し、研究成果を学位(修士)論文としてまとめる。
小児看護学コース(2018年度開設予定)
出願に必要な資格 看護師免許(取得見込可)
修了に要する単位 30単位以上
少子化が進む我が国において、核家族の増加や離婚率増加による片親家族の増加、育児不安の親等、子どもが育つ環境がこれまで以上に変化し、虐待や子どもの貧困、子どもの心の病気が増えています。
小児看護領域では、子どもに視点をおき、子どもが健康に育つということ、子どもの自己決定や権利を中心に、医療機関、施設、在宅における看護を議論しながら、各自のテーマを探究していきます。
到達目標
  1. 子どもの発達を、発達理論を中心に学び、これまで経験した子どもの反応の意味を探究する。
  2. さまざまな状況にある子どもの課題を文献等で見出し、解決に向けた方策を検討する。
  3. 発達障害をもつ子どもの看護について、施設訪問したり文献を調べて、多角的に検討する。
  4. 複雑な家族背景をもつ子どもの看護について、事例や文献を中心に、多角的に検討する。
  5. 小児看護領域における課題を見出し、論理的研究的に考察し、論文に仕上げる。

ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシー

ホスピス緩和ケア看護学コース

ディプロマ・ポリシー
  • キリスト教的人間観に基づく全人的ケアを実践できる。
  • 各専門分野における倫理的配慮意思決定支援ができる。
  • 専門的なエビデンスに基づく実践・相談・教育ができる。
  • 高度なコミュニケーション能力に基づく多職種連携・調整することができる。
  • 組織変革・政策提言に必要な変化エージェントの役割意識を有している。
  • 基本的な研究能力を有し、課題研究を今後の実践に結び付けて説明できる。
カリキュラム・ポリシー
  • 共通科目A群は、看護の実践と研究・教育の基盤となる能力の養うために、看護理論特論、看護倫理特論、看護研究、看護教育特論、看護管理特論、コンサルテーションを配置した。
  • 共通科目B群は、専門分野の実践の根拠となる基礎的知識を修得のために、基礎科目として、病態生理学、・フィジカルアセスメント、臨床薬理学を配置した。
  • 専門分野の専門科目は、専門分野の基礎科目、専門科目における高度な知識・技術・態度を修得し、実践において統合するために専門領域の臨地実習を行う。
  • 課題研究は、専門領域特有の課題を研究し、学位論文としてまとめる科目である。

修士論文コース

ディプロマ・ポリシー
  • キリスト教的人間観を基盤に看護の理念に基づく倫理観をもって、実践・管理・教育・研究ができる。
  • 専門分野の高度な知識・技術を修得し、理論、分析・評価力をもち専門性の高い看護実践ができる。
  • グローバルな視点を持ち、国内外の研究成果を取り入れ、看護実践・研究・教育に貢献できる。
  • ケアの質向上のためにシステムを評価し、解決に向けて多職種と連携・協働し、環境を調整できる。
  • 専門分野の課題を洞察し、適切な方法を選択し成果をまとめる基礎的研究能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー
  • 専門性の異なる院生の共通の学修の場をとおして、研究や実践の基礎となる理論や学問を学び、総合的な視野をもった実践の基礎的能力を修得するために、両専攻共通科目を配置した。
  • 高度専門職としての看護の実践と研究、教育を推進できる基礎的能力を養うために、看護理論、看護倫理、看護研究、看護教育、看護管理などの専門共通科目を配置した。
  • 高度専門職としての専門基礎となる知識・技術を修得するために、広範囲な学問領域にわたり必要な科目を専門基礎科目として配置した。
  • 専門領域における高度な看護実践や研究に必要な能力を養うことを目的に各専門領域に特論、演習科目を配置し、看護実践やエビデンスを追求し、学修を深める。
  • 高度専門職として看護の責務を遂行するために、自己の課題を見出し、主体的・継続的に学び、科学的に探究する研究の基礎的能力を修得するために、特別研究を行う。

保健師コース

ディプロマ・ポリシー
  • キリスト教的人間観を基盤に公衆衛生看護の理念に基づく倫理観をもって公衆衛生看護ができる。
  • 科学的根拠と文化的感受性をもって地域の健康課題を明確にし、関係者と共有することができる。
  • グル―バルな視点で将来を見据え、地域ケアシステムを評価し、施策化、政策化を提言できる。
  • 人々の健康増進能力を高め、複雑な健康課題を解決するために関係者と連携・協働して支援できる。
  • 公衆衛生看護実践における課題を見出し、適切な研究方法を選択し、成果をまとめることができる。
  • 保健師の責務を遂行し公衆衛生看護の向上を図るために自ら課題を見出し主体的に学ぶ姿勢がある。
カリキュラム・ポリシー
  • キリスト教的人間観と公衆衛生看護の理念、看護職としての倫理観のもと公平な看護を自律して実践できる保健師の養成に必要な科目を主体的に学修するプログラムを提供する。
  • 人々の健康を多面的にとらえ科学的根拠をもって分析できる力を育成するために、公衆衛生大学院のグローバルスタンダードとされる分野を網羅する専門基礎科目を提供する。
  • 個人・家族、集団に対する基礎的支援能力を強化するために、援助過程を論理的に思考し、専門性の高い実践に必要な科目を設定し、実習のプログラムを提供し実践能力を獲得する。
  • 地域特性に応じた看護活動を展開できるようになるために、演習と実習を段階的に配置し、地区活動を通して解決に向けた取り組みを住民と協働して実施するプログラムを提供する。
  • 保健師としてグローバルな視点で地域の将来を見据え、人々の健康と生活を護るための社会資源の開拓やケアシステム構築、政策提言できる能力を育成するプログラムを提供する。
  • 保健師としての責務を遂行するために専門性を高め、自己の課題を見出し主体的・継続的に学び、科学的に探究する能力を育成するために、公衆衛生看護課題研究を提供する。

アドミッション・ポリシー(大学院看護栄養学研究科)

  1. 専門分野の発展に貢献したい人
  2. 高度な専門職業人として社会貢献を志す人
  3. 人間として専門職業人としての高い倫理観を探求したい人
  4. 専門的なコミュニケーション能力の向上を目指す人
  5. キリスト教的人間観に基づく人間愛の実践を志す人