天使大学インタビュー

看護学科学生対談「天使大学って、こんな大学です」2012

皆さんが抱く「天使大学」って、どんなイメージでしょう?カトリック大学なので「真面目」とか「献身的」といった印象を持っている人もいるかもしれません。確かにそういった側面もあるかもしれませんが、天使の在学生がよく口にするのは「天使は楽しい」という言葉。ただ、他の大学の「楽しい」とはちょっと違う気がします。ならば在学生に語ってもらいましょうと、12月のある日、看護学科4年生4人に集まってもらいました。天使での日常について語る在学生の対談から、就職決定率や国家試験合格率の高さといった「数字」だけではない、「天使で学ぶ意味」が見えてくるかもしれません。

看護師を目指す勉強は、楽しい?つらい?

ーー 看護学科の勉強について教えてください。
小野 グループワークが多いです。おかげで、病院へ実習に行くと「天使大学の学生はひととよくしゃべれるね」とホメられました。
村上 グループワークをあれだけやれば、コミュニケーションが上手になるよね。
福富 他の大学でもやってるのかな?
永森 天使は特にグループワークを大事にしてるみたい。
ーー グループワークでは、たとえばどんなことをするの?
小野 ペーパーペーシェントという、紙に書かれた架空の患者さんの情報をもとにして、5、6人でどういうケアが必要かを話し合います。他の人が自分と違う考え方をしていて、そういうとらえ方もあるんだなと勉強になりました。
村上 先生からもたくさん指摘があるよね。学生は経験がなくて想像でしゃべるから。
永森 1年生のときは教科書から知識を得ているから、みんな似たり寄ったりな意見。
福富 3、4年生になるとディスカッションが活発になるよね。
村上 「それもあるけれど、こういう考え方もあるよ」とか言えるようになる。
小野 結局、そういう会話がためになって実習に生かされてると思うな。
ーー 楽しい科目、つらい科目は?
村上 社会福祉の制度についての授業が、とっても難しかったっていう思い出がある。
小野 でも、1年生のときの勉強は今になって大切さがわかるよね。
村上 国家試験の勉強を始めてみると、あのときもっとやっていれば......と思う。
福富 きっとみんな同じだと思う。
村上「形態・機能学」はおもしろかった。高校にはないテスト形式で。たとえば腎臓にはこういう役割がある、というのを図も描いて答えるテストがあって、理解も深まった。
永森 「健康生活看護学(小児)」も楽しかった!
村上 おもちゃを作って看護師役になって!
永森 私は腎臓に疾患をもった女の子の患者さんが、その病気についてわかるようにフェルトで絵本を作り、同級生に患者さん役になってもらい、読み聞かせをしました。
福富 私と村上さんは紙粘土などで作った動物を箱に隠して「なぞなぞボックス」を作りました。
村上 触って何の動物かわかるように、象は紙粘土でゴツゴツ感を出したり、うさぎはふわふわのタオル生地で作ったりと工夫しました。
小野 私は動物の「ガラガラ」を作りました。楽しかった〜。
ーー では、次は病院での実習の体験談を聞かせてください。
村上 3年生の実習で初めて患者さんを3週間受け持ちます。私は脳神経外科に行って、脳梗塞(こうそく)を発症した方を受け持たせていただいたんです。半身マヒで「これからどう生活していけばいいかわからない」と涙を見せていた患者さんが、リハビリが進むにつれて「やっていけそうな気がする」と言ってくれて。患者さんの変化に立ち会える仕事は、悲しい場面もあるけれど、それ以上にうれしさも感じられると実感しました。
小野 実習が終わる日、患者さんに「ありがとう。一緒にいてくれるだけで良かった」と涙を流してもらって、自分がいた意味を感じられました。「ありがとうございました!」って、こちらまで泣けてきて。ああ、今でも思い出すと泣きそう。「自分もがんばるから、いい看護師さんになって」と言われると、この職業で良かったって思いました。
福富 私が受け持った患者さんはASL という筋肉が萎縮していく病気で「がんばらなきゃ」って前向きなときもあれば「やっぱりだめだ」ってときもあって、波があったんです。それこそ自分に何ができるんだろうって悩んだけれど、私がいることで患者さんが感情を出せる場になっていたのかなと今は思えます。いるだけでケアリングになるんですよね。
永森 「今日もよろしくね」と笑顔で話してくれる方が多かったけれど、手足の不自由な患者さんを車椅子で移動させる援助をするときに「なんだ、ヘタクソだな」って言われてショックだった。でも言ってもらって自分が患者さんに不安を与えているとわかったし、自分の欠点も見えてきてためになって。つらかったけれど、すごく感謝しています。
ーー 知識はあるのに、いざ現場に立つと「さあ、どうしよう?」ってことは多いの?
一同 ほとんど!
小野 同じ病気でも一人ひとり違うから。実習中にわからないことがあると先生にアドバイスをもらったり、病棟の実習担当の看護師さんと話し合ったりしていました。
永森 実習中は天使大学の先生か実習指導の先生が一緒に付き添ってくれます。
村上 サポート体制が万全。先生も一緒に実習先に行くので、質問はできるんです。

天使大学に入学して良かったこと。

ーー 勉強以外で天使大学に入って良かったと思えることは?
福富 行事がたくさんある。イースターの集いやクリスマスの集いとか。栄養学科も一緒にみんなで乾杯!......と言っても、缶のお茶でなんですけど。
永森 合唱コンクールも楽しかった。まあ、最初はちょっと疑問だったけれど。
福富 けっこう感動的だったね。一緒に頑張っている仲間と歌って。
村上 こういう機会がないと合唱なんてやらないと思うので、貴重な経験。
小野 みんなで協力して一つのものをつくるために合唱があるんだよね。歌うことが目的っていうより過程が大事。
ーー いい友達には出逢えましたか?
小野 友達には助けてもらっています、実習中も。やっぱり目標が同じ人たちばかりだから、ダメなところは直したほうがいいって言ってくれるし、なぐさめてもくれるし。
永森 「大丈夫?」って絶妙なタイミングで声をかけてくれたり。
村上 実習中はそのコも大変なはずなのに声をかけてくれる。すごくいいよね。
福富 勉強以外でもけっこう深い話ができるし。
永森 「天使は厳しいんでしょ?」ってよく言われるけれど。いや〜、楽しいけどなぁ。
村上 たしかに勉強は大変だけれど。
小野 だからこそ、楽しいよね。
永森 みんな、自分が目指しているものに向かって進んでいるから。
村上 もし課題や実習を「一人でやって」って言われたらあきらめそうになることもあると思うけれど、みんなもやっているし、声をかけてくれる人がいるから頑張ってみようと思える。
福富 友達に後押しされるよね。
永森 私は先生の存在が大きかった。訪問看護の実習に行く前に勇気づけられたり。
小野 実習の前に「あなたはこういう傾向があるから」とかアドバイスしてくれる。
村上 授業でたくさんの学生を同時に見ているはずなのに、名前を覚えていてくれたり。
小野 先生の存在は大きいかも。的確なアドバイスをくれて、さすがって感じ。
村上 3、4年生になると先生の研究室で話したり、先生との距離も近くなった。
福富 担任ではないけれど、先生が数人の学生を担当して見てくれている。そういうのも天使は少人数だからこそだよね。

国家試験と就職に向けて。

ーー 国家試験に向けての勉強は家でもしてるの?
永森 実習のリアルな知識は国家試験にも役立つんですよ。問題集を解いていると「これだ!」ってわかったり。勉強は問題集と参考書を買ってきて、家でもしています。
小野 一人で悶々と考えてもわからないとき、だれかに話すと「なるほど」ってわかる。
福富 間違った方向に進んでいて、友達の意見を聞いて気付くこともたくさん。
小野 一人でやるのも大切だけれど、大学でみんなともやって。そのバランスが大切。
村上 国家試験に向けて本格的にエンジンをかけ始めたのは、私は12月になってから。
小野 実習中も同じ参考書を使って勉強はしてるんだけどね。
永森 テストのときに勉強して覚えたことも全部つながってる、って最近気付いた。
ーー 就職はもう決まりましたか?
一同 決まりました。みんな病院です。
ーー どんな看護師になりたいですか?
永森 私の就職する病院は、「医療の本質は優しさにある」という理念なんです。仕事の効率を考えるのも大事だとは思うけれど、患者さん一人ひとりを大切にしたいし、優しさはずっと持ち続けたいなと思いますね。
小野 患者さんとちゃんと向き合える看護師になりたい。患者さんは一人ひとり違うから、その一人ひとりに向き合って、その人と一緒に目標を達成したり、その人なりの健康に向かっていくことを支えられる看護師になれたらと思います。
福富 働いていくと何人もの患者さんを受け持つだろうけれど、私も一人ひとりと向き合うことを忘れずにいたい。看護は相手とも向き合うし、自分とも向き合うし、常に何かを得られるから、一人ひとりの患者さんとの出会いを大切にしたいと思います。
村上 自分が何をできるかじゃなくて、患者さんが何を目指しているかを考えて、その方向に一緒に進んでいくことを忘れないでいたいです。ちゃんとベッドサイドで耳を傾けて、目標を共有して進んでいける看護師になりたいです。

※学生の学年は取材当時(2010年12月)のものです。

学びの内容が濃いこの大学で、必要とされる看護師に。

看護学科3年
岩見沢東高校出身

看護師なんて自分がなれるのかな。そんな自信のないところが私にはありました。でも、母にも高校の先生にも「向いてるんじゃない?」と言われて、看護大学に進むことにしました。この大学を選んだのは、天使大学出身のおばから「いい」と聞いていたからです。入ってみて、看護の大変さにあらためて気付くと同時に、必要とされる職業に自分が就けるということをうれしく思い、看護師になりたい気持ちが前より強くなっています。

私には他大学で看護師を目指す友達が多く、その人たちの話も聞いて、天使大学は学びの内容が濃い気がしています。たとえば注射の演習を1種類しかしない大学もあるようですが、ここでは3種類あって技術的なことがしっかり学べます。また、自分の性格を見つめ直す機会もあり、人間性を高められます。3年次の母性看護学実習では、私は帝王切開を見学することができ、赤ちゃんを産んだお母さんともいろいろ話をして、貴重な体験ができました。

同級生は看護に対する意識が高い人が多いので、これからも助け合い、競い合って成長していきたいです。

天使大学の魅力の一つは、自分を見つめる時間があること。

看護学科2年
檜山北高校出身

オープンキャンパスに参加して、先輩方が親身に相談にのってくれたり校内を案内してくれたことが印象に残っています。ここなら楽しく学べると思って入学したら、先輩方もみんな優しく、思っていた通りでした。

勉強は2年の前期まではわりと余裕がありましたが、後期から科目数もレポート提出も増えて忙しくなってきました。グループワークも多くなり、8人くらいの班で患者さんの事例について、今どのような状態にあってどのような看護が必要なのかを検討してまとめたりしています。天使大学の魅力の一つは、自分を見つめる時間がたくさんあることだと思います。授業や行事で自分の考えを言葉にする機会が多く、みんなの意見も聞いて、自分の矛盾点や考えつかなかったことに気付くこともあり、とてもためになります。

将来は大学院で2年間、充実した実習を通して知識と技術を身につけて、助産師になろうと考えています。日本の少子化の原因として、産みたいけれど産めない環境の問題も大きいと思うので、私が助産師として働くことによって、一人でも二人でも多く産める環境になるとうれしいです。

看護を目指す仲間として、同級生とはすぐに仲良しに。

看護学科2年
滝川西高校出身

人を助ける職に就きたいと考え、看護師への道を選びました。一時は介護福祉士になることも考えたのですが、ケアできる範囲が限られてしまうので、深く幅広く患者さんを助けられる看護師にしました。将来は人を助けながら、自分もしっかり成長していきたいと考えています。

天使大学に入ったのはフレンドリーな雰囲気にひかれたからです。同学年に男子は自分一人だけですが、同じ看護を目指すということで、同級生とはすぐに仲良くなれました。2年生になっていちばん力を入れているのはグループワーク。自分では気付かなかった視点を他の人の話を聞くことによって気付いたり、話し合いの中で自分の看護の視点が変わっていきます。

授業以外では、大学祭などの企画・運営を担当する学生の組織「葦の会」で今、会長を務めています。実は、最初は先輩からの誘いを断り続けていましたが、やってみると1年生の時から、たくさんの先輩と親しくできたり、先輩や同級生、後輩に支えられながら達成感も味わえ、やって良かったと思えることが多いです。

あたたかい先生と友達に囲まれ、充実した学生生活です。

看護学科1年
北見柏陽高校出身

たくさんある看護大学の中で天使大学を選んだのは、学びたいと思うカリキュラム構成だったから。そして、助産師の大学院もあって進学しやすいと思ったからです。オープンキャンパスで大学の中を見て回って、先生と学生がコミュニケーションをとっている姿もすごくいいと思い、ここに決めました。実際、入学して最初に感じたのは、みんながあたたかいということです。先生はとても熱く指導してくれ、友達は優しく、とても助けられています。

今は目の前にある課題を一つ一つ確実にクリアすることに力を入れています。1年生から小テストがあったり、洗髪などの技術テストがあったり、けっこう忙しいです。10人くらいの班で学んだことをまとめて話し合うグループワークもあり、友達と支え合って頑張っています。天使大学に来ていなかったら、こんなに充実した学生生活は送れていないだろうと思うと、まだまだ先は長いですが、まわりのみんなに「ありがとう」と言いたくなります。

子どもが好きなので、将来は助産師になりたいです。出産だけでなく、出産後の褥婦さんのケアや不妊で悩む女性の力にもなりたいと思います。

実習を重ね、看護観を固め、国家試験に臨みます。

看護学科4年
帯広三条高校出身

4年次は実習と国家試験の勉強が中心です。5月から10月までは実習で15週間いろいろな病院に行きます。後期の「生と死の看護ゼミ」ではテーマを選んでグループで話し合い、自分の死生観を見つめます。「統合継続看護臨地実習」は病院で新たに患者さんを受け持つこともできますが、私は過去の実習を他の学生の事例と比較して、必要だった看護を考え直しました。4年間学んで自分の看護観が固まり成長できたと思います。

実際に現場で必要な知識を身に付けます。

看護学科3年
札幌藻岩高校出身

2年次も実習を少し意識していますが、大まかな項目を理解している段階で、3年生になって現場に出たときに必要な知識を学ぶと思います。後期が始まるとすぐ実習があります。それとグループワークが増えてきます。たとえば「家族看護学」で私たちのグループは2か月以上かけて難病の方の絶望を希望に変えることについて話し合いました。「健康生活看護学(成人急性)」は知識が実習でそのまま使え、内容が国家試験にもつながっています。

各分野の病気と看護を学び、病院で2週間の実習。

看護学科2年
網走南ヶ丘高校出身

特に重要だと思うのは週4回ある「病態・治療学」です。曜日によって血液、骨など分野が違い、様々な病気を学びます。「健康生活看護学(成人)」では紙に書かれた患者さんの情報から看護計画を立てます。「基礎看護技術論」では採血と皮下注射と皮内注射、3種類の注射の技術を学びます。8月末からは病院で実習があり、患者さんを2週間受け持って血圧や脈拍を測ったり、食事がとれたか尋ねたり、コミュニケーションを重視して学習します。

1年目から内容が濃いけれど、楽しみもいっぱい。

看護学科1年
大麻高校出身

天使大学は医療の先端技術を押さえつつ、患者さんとの接し方をすごく大事にしていると感じます。「看護学原理」は看護の基礎のほか、人に接するときの精神も学びます。「形態・機能学」は内臓や骨など人体について、「基礎看護技術論」ではベッドメーキングなど基礎技術について勉強します。前期は時間割に余裕がありますがレポートの課題が多く、後期は病院での実習もあります。内容が濃いですが、行事も豊富で楽しんでいます。

(看護学科 学生対談)天使大学って、こんな大学です。

皆さんが抱く「天使大学」って、どんなイメージでしょう?カトリック大学なので「真面目」とか「献身的」といった印象を持っている人もいるかもしれません。確かにそういった側面もあるかもしれませんが、天使の在学生がよく口にするのは「天使は楽しい」という言葉。ただ、他の大学の「楽しい」とはちょっと違う気がします。ならば在学生に語ってもらいましょうと、12月のある日、看護学科4年生4人に集まってもらいました。天使での日常について語る在学生の対談から、就職決定率や国家試験合格率の高さといった「数字」だけではない、「天使で学ぶ意味」が見えてくるかもしれません。



(司会)いつ大学に来ても、勉強している学生さんを見かけます。毎日の勉強は大変ですか?
(T君)家にある教科書や参考書がすごい量になってます。4年間でよくこんなに勉強したなって自分でも驚きます。
(S君)(勉強する量は)確かに多いんだけど、実習で学校を離れてみると、勉強のコツがさらにわかってくるよね。たとえば教科書を読むとき、頭のどこかで実習の場面を想像しながら、書いてある内容とのつながりを考えるようになったり。
(T君)勉強の内容はものすごく難しいわけじゃないです。それに、無駄な勉強は何ひとつやってないとわかってるので、辛いとか大変だとか、そういう意識はあまりないです。


(司会)同じ大学の中という意味で、栄養学科の学生と境遇を比べたりしますか?
(T君)うーん、どうだろう。栄養学科にも友達が多いので、普段からお互いの生活を知ってます。たまにちょっと楽そうだなって思う瞬間はありますね。でもお互いに詳しい中身までは知らないですから。
(Kさん)(看護学科の場合)2年次の後期から授業が詰まってきた実感があるんです。試験前の資料が机の上に50センチくらいになってびっくりしました。でも患者さんの前に出ると、「もっとしっかり勉強しておけばよかった!」って思うよね。
(S君)そうそう。きちんと知識を積み上げておかないと、結局は(実習の時)必要なケアができなくて困る。そんな時は、「座学の知識」と「臨床(患者さんに接してケアすること)」をつなげる難しさを感じます。


(司会)実習の大変さについて、もう少し教えてくれますか?
(T君)患者さんとの会話も含め、その患者さんの健康問題を解決するために行ったプロセスが適切だったか判断することを「評価」というんですけど、それが大変です。
(S君)看護師は患者さんの前で話の内容をメモったりしないんです。圧迫感を与えるから。
(T君)事情聴取みたいになっちゃうからね。
(司会)対人コミュニケーションの部分と、確実に情報整理する部分がセットなんですね。実習というより仕事に近いですね。
(T君)そうです。実習生なんだけど、「実習生だから」と言い訳できない。
(Nさん)高校の勉強との大きな違いを考えると、看護学科の勉強は自分が真剣にやらないと患者さんの「命」にかかわります。実習に行くと自分の勉強が「命」にかかわっていると実感できるので、責任の重さを感じます。


(司会)他の大学と天使大学の違いを感じる時はありますか?
(Nさん)それはあります。(他の大学の学生と)遊ぶと、生活が全然違うなと感じますよ。
(T君)他の大学の学生は3年次からシュウカツ始めてるもんね。
(Nさん)遊びに誘われても、実習や試験の時期だと断らざるを得ないです。どうしても遊びを入れられない時期があるので、根本的に生活リズムが違うなって思うんですよね。
(Kさん)電車の中で普通の大学生を見たりすると......。
(一同)普通の大学生!(笑)
(Nさん)ちょっといいなと思う時はあります。ゆったりしてるというか。
(司会)皆さんの様子を見てると、レポートも多いのかなと感じます。どうですか?
(Nさん)他の大学と比べたことはないですが、絶対的に多いと思います(キッパリ)。入学したときにはパソコンのブラインドタッチとかできなかったんです。でもレポートをやってるうちに自然とできるようになりました。それくらいな感じです。
(S君)表やグラフも使うから、パソコンはホントに使いこなせるようになるよね。
(司会)看護学科は卒業論文がないって本当ですか?グループワークが多いとも聞いています。
(Kさん)「ケースレポート」といって、卒論に相当するものはあるんですよ。そして、確かにグループワークも多いです。2年の後期から3年の前期にかけては特に。
(S君)(グループワークが多いのは)協調性を求められてるからだと思います。看護はチームでやる仕事だから。
(司会)皆さんはとても自然に打ち解けて話し合ってますが、普段からの仲良し4人組なんですか?
(一同)そういうわけじゃないです。同じ看護学科の学生同士なら誰とでもこんな感じで話すよね。
(S君)看護の専門知識もそうだし、お互いにどんなリズムで何を勉強してるかとか、前提となる知識が共有されてますから。だから、いきなりスッと本題に入れます。
(司会)学生同士の距離が近いと、たとえばグループワークでイラッとなったりしませんか?自分一人でやった方が速いのにとか。
(一同)あるある。それはありますよー。
(Kさん)確かにそういう面はあるんだけど、意見交換することで、自分ひとりでは思い至らなかったことに気付く時もあるよね。
(司会)勉強はやっぱり大変なんですね。じゃあ楽しみって、何でしょう?
(S君)勉強が大変だから学生生活を楽しめないってことはないです。
(Kさん)勉強量が多い分、時間の使い方がうまくなった気がします。ちょっとの時間でも楽しめるようになりました。
(司会)ちょっとの時間と言えば、札幌駅が近い点はメリットがありますか?
(一同)それはあります!ちょっとおいしいものを食べに行ったりとか、気分転換とか。
(Nさん)みんなそれぞれ、うまく楽しんでると思う。バイトやサークルだってやってますよ。勉強そのものから得られる達成感もすごくあります。実習はまた別格で、自分のやったこと(ケア)で患者さんが元気になったりする!これはもう大きな達成感です。堤栄養学科や他学年の人と交流が持てます。先生や事務の人とも仲良くなれるし、異性の友達だって増えました。
(一同)(笑)


(司会)皆さんの話から、学生としての充実した毎日が伝わってきます。その土台になっている天使大学について、特に気に入っているところはありますか?
(Nさん)うーん。戴帽式があるところ。
(一同)え?それってウチだけじゃないよね?
(Nさん)クリスマスの装飾がきれい、とか?
(Kさん)カトリックの大学だから行事がカレンダーベースに沿っていて、季節感があります。
(Nさん)先生たちはみんな、傾聴が上手です。(相手の話をじっくり聞く態度を「傾聴」と言います)
(T君)しっかり話を聞いてくれる。もちろん看護師としての大先輩でもあるから、自分が悩んでいるのと同じような経験が先生の中にもあって、共感してくれているのが伝わってきます。そういう経験をすると、人のつながりが大事なんだと実感するし、他人に感謝する気持ちも芽生えます。
(司会)学生としてというよりも、ひとりの人間として大切にされているのですね。全員看護師になるんですか?就職先について聞かせてください。
(S君)聖路加国際病院(東京)に就職が決まりました。ずっと前から知っていて、いろいろな病院実習を経た後でも心引かれる病院だったので、思い切って採用試験を受けました。今のところ、大学院進学とかは考えていませんが、専門職として何を学んで行くかといった身の振り方は未来の自分の判断に委ねようと思います。
(Kさん)私は北海道大学病院です。看護師が立てる看護計画を患者さんが評価するシステムを導入してると聞いて、興味を持ったのがきっかけです。
(T君)僕は保健師になります。札幌市に採用されました。
(Nさん)私は札幌東徳洲会病院に採用していただきました。忙しく働きたいので、急性期の分野で実績のある病院を探したんです。
(司会)就職活動だけど、みんなお互いに、誰がどこを受けたかとか知ってるの?
(一同)何となく知ってますよ。
(司会)一般的な大学のシュウカツのように、新卒採用状況が厳しいから採用試験をたくさん受けて、どこか入れればいいやというような考え方はしないみたいですね。
(一同)それはないです!就職できなくて困るということはないですから。
(司会)事前に自分に合った病院を選ぶことを重視しているんですね。
(S君)自分なりに仕事や職場のイメージをつかみたくて、実習とは別に、1週間とか3日間とかのインターンシップに行きました。
(司会)(保健師の)公務員試験の準備は大変じゃなかったですか?ダブルスクールはしたの?
(T君)準備は大変でしたけど、公務員試験の予備校には行きませんでした。希望通り採用されてよかったです。
(S君)ゆくゆくは地元(札幌)に戻って看護師として働きたいですね。あとは、あたたかい家庭を築くとか(笑)。
(Nさん)私は成長し続けたいなと思っています。天使大学での、「患者さんが中心」という考え方を失わずに成長できればいいですね。あとは、仕事と家庭を両立させたいです。
(Kさん)両親や先生、実習先で出会った方など、本当に多くの人のおかげでここまでこれたと思っています。だからこれから恩返ししたいという気持ちが強いです。

患者さん本人だけでなく周りの人のケアもできる看護師になりたい。

看護学科1年
利尻高校出身

幼いころから、病院の祖父を見舞った経験やドラマの影響で、看護師の仕事に関心を持っていました。その後心臓の弱い兄を亡くして深い悲しみの中に身を置いた時、患者さん本人だけでなく周りの人のケアもできるような仕事に就きたいと思うようになりました。両親の悲しむ姿を見て、自分の進むべき道がわかったというか。まず看護師にならないと何も始まらないので、今はそのための勉強に打ち込んでいます。

 天使大学にはじめて足を運んだのは、中学生のときです。修学旅行の自主研修で見学を申し込んだのですが、わたしと引率の先生たった二人のために、職員の方が丁寧に学内を案内してくださいました。それをきっかけに「ここで勉強したい」とずっと思い続けてきました。北海道の地方育ちの人はみんなそうかもしれませんが、私も生まれてからずっと幼なじみに囲まれて暮らしてきました。

都会の人は(笑)初対面の人とでもすぐ仲良くなれてすごいなと思います。でもそれは職業的に必要なことなので、慣れようと頑張っているところです。




忙しい中でも、友人と助け合って学べる環境です。

看護学科2年
北海学園札幌高校出身

毎日とても忙しいです(笑)。講義、実習、課題、テスト。息つく暇もない時期だってあります。でも不思議と笑いにあふれています。切り詰めて作った時間で友達とお茶したりもしてます。看護師・保健師の養成校なので勉強はハードですが、それでも同じ夢を持っている同士で助け合って頑張っています。たとえばスケジュール管理のミスで単位を落とさないように「レポートちゃんと出した?」と確認し合ったり。支えてくれるのは友人だけじゃなくて、先生もいろいろな面でサポートしてくれます。

 小学生のときに父を亡くしました。その時わたしは反抗期だったので、言葉が素直に出てこなくて、悔いの残るやりとりがありました。だから別の誰かが同じような場面に立った時、心に浮かんだことをちゃんと伝えられるようにしてあげたい。看護師として、そういうかかわりができたらと思っています。今はそのための準備期間。友人と支えあって学べる環境に感謝し、天使を選んでよかったなと思っています。




看護は奥深い。だからこそやりがいがある。

看護学科3年
大麻高校出身

2年次の臨地実習の厳しさを今でも思い出します。はじめてひとりの患者さんと向き合ったのですが、自分に何ができるのかさえわからなかった。短気な人って言い方がありますよね。でも“同じ”短気でも怒るポイントはみんな違う。教科書に書いてある内容は一歩踏み込めば次の枝分かれがあって、やがて個人対応になります。僕の言う「わからない」とは、(僕が)不勉強で無力だという泣き言ではなくて、看護はそれくらい奥深いということに直面して呆然としたという意味です。

 天使大学の名前を知ったのは入試本番の半年前で、夏の模試判定はD。それでも焦ることなく勉強を続けて受験をクリアしました。入学後はマイペースで勉強してきました。もともと訪問看護やターミナルケア※をやりたいと思っていて、地域実習を終えたいま、保健師もいい仕事だなと思っています。この後も「大学生」としては自然体で行きますが、実はちょっと前から、かなり本気モードで勉強しています。自分で決めた職業のための勉強ですから。




さまざまな実習を通して、自分の適性を見極めています。

看護学科3年
伊達緑丘高校出身

3年次の実習は大きく分けて2つあります。ひとつは「地域実習」といって3週間で保健師の仕事を学ぶもの。もうひとつは「看護師の実習」です。看護師の実習は「老年」と「母性・小児」に分かれ、期間はそれぞれ4週間。どちらか一方を3年次で学び、残りは4年次に履修します。だから、同じ看護学科でも3年次を終えて「老年」を経験した人と「母性・小児」を学んだ人に分かれます。地域実習(保健師)の方は全員が3年次のうちに履修します。

 わたしは今年「母性・小児」の実習に行きました。患者さんとのコミュニケーションをどこまで取れるかという不安を抱えての実習でしたが、毎日発生する課題や疑問を同じグループの仲間に相談しながら、何とか乗り越えました。地域実習を経験して、保健師の仕事にも目が向くようになりました。実習の現場では学ばせてもらう立場ですが、患者さんからすればわたしたちも医療スタッフのひとり。当然、相応の責任も負います。そうした緊張感のなか実際の仕事を目に焼き付け、自分の適性を探っているのが今のわたしたちです。




看護の基礎を通して、自立した学習者を目指します。

看護学科1年
帯広柏葉高校出身

1年次では、「基礎学修演習(前期)」などを通して、大学生に求められる学び方を身につけます。また、「看護学原理」などの科目で自ら考え抜く力を養います。「基礎看護技術論」では、ベッドメーキングやバイタルサイン(血圧や体温など)の測定といった、看護学科らしい内容を学びます。自分のための勉強から、将来患者さんのために役立てるための学びに切り替えながら、統計や生物・化学などについても学び直します。

病院での本格的な実習が始まります。

看護学科2年
札幌旭丘高校出身

「基礎看護学臨地実習Ⅱ」は約2週間の実習です。主に札幌市内の病院で行われます。実際に患者さんを受け持って、相手の方に応じた看護とは何かを考えます。不安もありましたが、自分の看護が相手の役に立つ手応えを感じました。大学生活の後半に向けて勇気づけられ、また、日頃の勉強方法を見直す機会にもなりました。実習後に行われる修養会で仲間と真剣に看護とは何かを考え、決意を新たに「戴帽式」に臨みます。

老年や地域など、看護分野ごとの実習を行います。

看護学科3年
札幌月寒高校出身

3年次になると、母性・小児・地域・老年など、各看護領域に分かれて合計7週間の実習に取り組みます。私は「健康生活看護学臨地実習Ⅱ(地域)、Ⅲ(老年)」を通して保健師の役割と、高齢者の看護について学びました。 看護師と保健師では、果たす機能と役割が異なります。今回の実習は、実際の仕事の内容を知る機会になりました。実習先での経験を重ねながら、医療にかかわる人間に求められる質を高めていくのが3年次です。

実習と就職活動を通して、自分の適性や将来について考えます。

看護学科4年
小樽潮陵高校出身

4年次では、4つの実習プログラムを経験します。「健康生活看護学臨地実習(成人慢性)、(成人急性)」を通して、自分がどんな看護を行いたいのか、将来どのような病院で働きたいのかを考えました。統合継続看護臨地実習では学生生活を通して学んだ事のまとめと振り返り(統合)に取り組みます。これらと並行して国家試験のための勉強も行います。4年に限った話ではありませんが、計画的な時間の使い方が必要です。

保健師の仕事に大きな魅力を感じています。

看護学科4年
札幌厚別高校出身

僕には介護福祉士の姉がいます。だから最初は自分も、姉と一緒の仕事に就こうと考えていました。しかし高校の先生から「たとえば高齢者が体調を崩した時、背中をさするような事でも、それが医療行為なら介護福祉士には許されていないんだよ」と聞かされて。だったら患者さんのケアができる看護師になろう。そう考えて、天使大学に進学しました。

天使の看護学科を卒業すると、「看護師」と「保健師」という2つの資格が取得できます。個人の健康だけでなく、家族や地域などの環境にも介入するのが保健師の仕事です。もともとは介護の道に進むつもりだったので、保健師の仕事に大きな魅力を感じます。もちろん看護師にもやりがいを感じるので、これからの学外実習を通して、看護師を目指すか、保健師を目指すか、じっくり判断したいと思います。

天使大学で学ぶ中で、自分と相手の個性を認め合って良い方向へ持っていこうと行動できるようになりました。ここは自分としても成長したポイントだと思います。これからも自分の成長を実感できるように、毎日を過ごすつもりです。

回復が見える看護に携わっていきたいと思っています。

看護学科4年
旭川北高校出身

今しかできないことって何だろう?そう考えた高校時代の私は、野球部のマネジャーをしていました。部活は毎日休みなく、道具ふきから草むしりまで、本当に何でもやりました。高校2年生のときには甲子園にも連れて行ってもらいました。

天使に進学しても、私の考え方は変わっていません。今しかできないことってなんだろう。そう考えながら、勉強しています。

天使では、看護の専門領域それぞれについて実習があります。今年(3年次)は、母性、小児と地域の実習に行きました。実習とは現実の中に身を置いて学ぶことです。先生の指導を受けながらも、「今できるベストは何だろう」と考えて取り組みました。

私が今、関心をもっているのは手術の前後など、医療依存度の高い状態の患者さんに対する看護です。今年の実習で、退院して行く患者さんの姿を見ながら、その思いを強くしました。将来は多くの技術と知識をもって、何にでも対応できる看護師になりたいと思っています。そういう自分の姿を思い浮かべながら、勉強を続けています。

仲間と経験を共有しながら、自分を成長させるつもりです。

看護学科3年
苫小牧東高校出身

看護師を目指すのは、救急救命士である兄の影響です。だから進学先にはこだわりがなくて、どの学校なら自分が人間として大きくなれるかを考えて選びました。

天使ではちょっと過保護なくらい、先生や仲間とのかかわりが意識的に保たれています。他人とはほどほどに付き合おうと考える人が、少ないようにも感じます。ここで仲間と経験を共有し喜怒哀楽をぶつけ合いながら、自分を成長させていこうと思っています。言葉にして初めてわかることってありますよね。仲間や先生と話すことが、自分を映す鏡になる。自分の素顔に気づかないと、本当の意味で患者さんに向き合えないことを、先生たちは知っているのでしょう。

高校時代は、サッカー部のマネジャーをやっていました。頑張っている人を見るのが大好きなんです。だから将来は、看護師の資格を持つ保健の先生もいいなと考える時があります。職業選択については、まだまだ時間があるので、じっくり考えるつもりです。

友人に恵まれ、自分の成長を実感しています。

看護学科2年
札幌月寒高校出身

祖母が看護師なんです。その影響もあるのか、人の助けになる医療の仕事に就きたいという気持ちを、ずっと抱いてきました。

天使に入学して良かったことは、友人に恵まれたこと。それに、自分の成長を実感できていることです。天使には同じ専門職を目指している人が集まりますから、自分の現在と未来を意識して話す場面が多くなります。「看護」というテーマで友人と話すことで、今まで知らなかった自分の素顔を知る感覚もあります。自分自身のことって、知っているようで深く考えていなかったのかもしれないと、最近気がつきました。先生方も学生のそういう変化を見慣れているのでしょう、手探りで自分探しをしている私たちをしっかりバックアップしてくれます。

今は、保健師の仕事に興味があります。でも実習を重ねるうちに、興味の対象はどんどん変わっていくような気がします。そうした中で本当に自分に適した仕事に出会えたらいいなと、今は考えているんです。

実習と就職活動を通して、自分の適性や将来について考えます。

看護学科4年
倶知安高校出身

4年次では、4つの実習プログラムを経験します。「健康生活看護学臨地実習Ⅳ(成人慢性)・(成人急性)」を通して、自分がどんな看護を行いたいのか考えました。実習や授業のほかに、国家試験のための勉強も行います。4年次に限った話ではありませんが、計画的な時間の使い方が求められます。学生生活を通して学び考えたことをふりかえりながら、自分の適性や本当の希望を見つめます。これらをもとに、就職活動を行いました。

老年や地域など、看護分野ごとの実習を行います。

看護学科3年
札幌西高校出身

3年次になると、母性・小児・地域・老年など、各看護領域に分かれて合計7週間の実習に取り組みます。私は「健康生活看護学臨地実習Ⅲ(老年)、Ⅱ(地域)」を通して高齢者の看護と、保健師の役割について学びました。看護師と保健師では、果たす役割が異なります。今回の実習は、実際の仕事の内容を知る機会になりました。実習先での経験を重ねながら、医療にかかわる人間に求められる質を高めていくのが3年次です。

いよいよ、病院での本格的な実習が始まります。

看護学科2年
北広島高校出身

「基礎看護学臨地実習Ⅱ」は約2週間の実習です。主に札幌市内の病院で行われます。実際に患者さんを受け持つ事で、相手の方に応じた看護とは何かを考えます。不安もありましたが、自分の看護が相手の役に立つことを実感できました。大学生活の後半に向けて勇気づけられ、また、日頃の勉強の仕方を見直す機会になりました。実習後に行われる修養会で仲間と真剣に看護とは何かを考え、決意を新たに「戴帽式」に臨みます。

看護の基礎を学びながら、自立した学習者を目指します。

看護学科1年
石狩南高校出身

1年次では、「基礎学修論(前期)」などを通して、大学生に求められる学び方を身につけます。

また、「看護学原理」などの科目で自ら考え抜く力を養います。「基礎看護技術論」では、ベッドメーキングやバイタルサイン(血圧や体温など)の測定といった、看護学科らしい内容を学びます。科学的な根拠にもとづいた看護を実践する看護師を目指して、高校で習う統計や生物・化学などについても、基礎から学び直します。

天使大学に入って良かったと思う、5つのこと。

看護学科4年
根室高校出身

まず第一に、人と出会う事で自分の姿勢を改めるチャンスがあります。実習で出会った患者さんに対しても、何か反応が欲しい「私」や、何とかしてあげたい「私」が先に立ってしまいます。相手の立場に立つということは口で言うほど簡単ではないし、自分が思っているほどできてもいない。わからない人と接して困惑することで、自分の内面に気づくような経験も必要だと思います。

第二に、science & art ※の意味がわかったこと。知る事とできる事はどちらも大切だという意味です。第三は、人に対する姿勢がしっかりしてきたこと。第四は、生涯の友人を得られたこと。これらは、挨拶やチームワークが重視される中で同じ目標に向かって勉強する仲間と過ごしているからです。そして最後は、卒業までに確かな職業観を持てそうなこと。人に奉仕して喜んでもらう実体験を重ねているので、働く力の根源が何かという事を自然と感じています。お金のため、自分のためだけに生きることはできない。そんなことがだんだんわかってきました。

※science & art:看護は科学的根拠にもとづいた実践をしなければならない点において「サイエンス」ですが、患者さんは人それぞれであり、相手の痛みや望みをあらゆる角度から察知し、その人にとって最もよいケアを導く創造力も求められることから「アート」でもあります。

看護の実践を通して見えてくる、本当の自分。

看護学科3年
苫小牧東高校出身

コミュニケーションの難しさは、「言葉」がすべてではないという点にあると思います。看護師には、患者さんの求めに対応する能力が必要ですが、それは患者さんの言いなりになることとは違います。どんな時でも学問的な根拠と、自分の観察力をもとに、患者さんにとって最適なケアを選び取ります。ひとつひとつの判断は、目の前の事実を自分というフィルター(今まで培った知識と経験)を通して下すので、理論を勉強しながら実践を重ねることは、正しく行動できる判断力を身につける上でとても有効だと思います。

天使大学はキリスト教の学校ですから、ミサ、チャペルアワー、修養会といった宗教色の濃い行事や授業があります。高校のようなクラス制もあって、大学なのに面倒なことが多いと思っていましたが、そうした行事のすべてが、静かに自分を振り返る時間につながっています。少なくともこれからの自分にはこの「内省の時間」がとても大切だと、今頃気がつきました。職業人として本当に真心をもって人に尽くすような生き方ができるかどうか不安もありますが、理想に一歩でも近づけるようにこれからも勉強を続けるつもりです。

本当に人と向き合うこと、コミュニケーションの大切さと難しさを学んでいます。

看護学科3年
釧路湖陵高校出身

2年次になると「基礎看護学臨地実習Ⅱ」という約2週間の病院実習があります。僕はそこで、ある病院の脳神経外科に配属されて、脳梗塞で入院した高齢者の社会復帰のお手伝いをしました。僕らは普段「コミュニケーション」という言葉を友達や先生と親しく話すという意味で使いますが、実習で求められたコミュニケーションスキルは、そんな表面的なものではありませんでした。患者さんが退院後にすべきことを言葉で伝えるのは簡単です。でも本当に納得して行動してもらうのが難しい。看護師のコミュニケーションというのは患者さんの最終的な行動まで責任を持つことだと思うし、そこを解決しようとすれば自分が本当はどういう人間なのかということと向き合わざるを得なくなりました。大きな試練だったと思います。

勉強の一方で、アルバイトとバンド活動も続けています。バンドでは毎年1枚のオリジナルCDを出しています。妥協しないでやれているのは、まず学生としてやるべきことがはっきりしているからです。先生や仲間には本当に感謝していますし、まだまだ頑張れると思っています。

人間としてもっと強く、問題解決能力の高い看護師になりたい。

看護学科2年 旭川西高校出身

私の場合、幼い頃から身近な人が入院したり手術を受けるということがあったので、人と接する医療の仕事に就きたいという気持ちを持ちました。それで、高校3年生の時に天使大学のオープンキャンパスに参加しました。オープンキャンパスでは先輩と話してみようというイベントがあって、私が感じた大学の雰囲気の良さと先輩の話がスッとつながったので、ここで勉強したいと思うようになりました。天使大学では、技術の裏側にある学問的、科学的な理論の勉強がとても重視されていますが、知識と技術だけを学んでいるわけではありません。看護は人に対して行うことですから、患者さんを誠実に思いやる「愛」が求められます。愛といっても特別なことではなくて、自分のことだけを考えてはいけないということです。

今は基礎を学ぶ段階ですが、将来は大学院に進もうと考えています。天使大学にはいろいろな将来につながる大学院があるので、より高いところを目指して学ぶ先輩や先生たちの姿に触れる機会があります。そうした環境で私がよいと思える目標を見つけて、一歩ずつ近づいていきたいと考えています。