天使大学インタビュー
栄養学科学生対談「天使大学って、こんな大学です」2012
皆さんが抱く「天使大学」って、どんなイメージでしょう?カトリック大学なので「真面目」とか「献身的」といった印象を持っている人もいるかもしれません。確かにそういった側面もあるかもしれませんが、天使の在学生がよく口にするのは「天使は楽しい」という言葉。ただ、他の大学の「楽しい」とはちょっと違う気がします。ならば在学生に語ってもらいましょうと、12月のある日、栄養学科3年生3人に集まってもらいました。天使での日常について語る在学生の対談から、就職決定率や国家試験合格率の高さといった「数字」だけではない、「天使で学ぶ意味」が見えてくるかもしれません。
管理栄養士を目指す勉強は楽しい?つらい?
- ーー 天使大学での勉強について教えてください。
- 高田 私は高校のときに生物を履修していなかったので「生化学」や「形態機能学」が理解できるか心配だったんです。でも高校の生物を補う授業もあったので大丈夫でした。楽しかったのは微生物系の教科。内容が新鮮で実験も多くて興味が持てました。
- 三木 自宅にシャーレを置いて、入る菌を調べて......。あの授業はおもしろかったね。
- 門間 大変なのは献立を作る授業。見た目もおいしさも栄養価も考慮しなくちゃいけなくて。子どものときから家で料理の手伝いをしていないと、レパートリーがないんです。
- 高田 「調理学実習Ⅰ」では実力のなさがわかりました。キュウリを速く切ったりできなくて。
- 三木 泣きそうになったのは魚の三枚おろし。実習で使う包丁は家庭用より大きくて、困っていたら、先生が丁寧に教えてくれました。実習や演習がたくさんあるので、自分がどれだけできないかわかるし、できるようにがんばろうと思えます。
- 高田 餃子を作る実習で焦げてショックだったので、家に帰ってから60個作り直したり。三枚おろしもうまくできなかったから、アジを買って帰って練習したり。
- 三木 練習したの? エライ!
- ーー 授業で課題は出ますよね?
- 高田 入学してすぐに「管理栄養士論」で食事記録を3日間つける課題がありました。2年生からはパソコンを使う方法を学びますが、そのときは手書きで。
- 三木 食品成分表の本を見て、栄養価を電卓で計算して書くんです。材料が何グラムかも書くので、常に小さい量りを持ち歩いて、お弁当も量ってました。
- 門間 他には、献立を病気の人用に作り替える「展開食」の課題がありましたね。元の献立から使ってはいけない食材を抜いたり、調理法を変えたり。
- 高田 油を使わずに、カロリーを決められた数値に抑えたり。
- 門間 たとえば「豆腐のそぼろあんかけ」からお肉を抜いて「豆腐の野菜あんかけ」に変えました。「タラのフライのタルタルソースがけ」は材料と調理法を変えて「鮭のマヨネーズホイル焼き」に。どちらも「臨床栄養学実習Ⅰ」で作って食べました。
- 高田 展開食は薄味で物足りないんじゃないかって気がするけれど、実際に作ってみると、思った以上に普通の味だということが毎回わかります。
- 三木 そう!意外においしいの。授業で食べる機会がたくさんあるのはうれしいけれど、献立作成は悩んじゃう。3年生になると「対象者がこの疾患を持っている」などと専門的になって、使える食材が限られる上に栄養価も気にしなきゃいけないし。
- 高田 専門的な本で紹介されているレシピも、そのままでは使えないことが多いです。
- 三木 塩分が少し多かったり、たんぱく質が足りなかったり。
- 高田 たんぱく質を抑えてエネルギーを増やそうとして、缶詰のミカンにクリームをかけてみたり、牛乳にハチミツを入れてみたり、いろいろ試してみたよね。
- 門間 学生がそれぞれ考えた献立の中からいいものを先生が選んで、実際にみんなで作って食べるんです。食材を考えるのは大変だけれど、調理の実習は楽しいですよ。
- 三木 「旬の食材を取り入れて」と言われると、献立作りはさらに難しくなるよね。
- 高田 食材の原価が予算をオーバーして使えないこともあるしね。
どんな実習があるの?
- ーー 天使大学では実習が多いそうですね。
- 門間 2年後期に「給食経営管理論実習Ⅰ」で100人分〜150人分の食事を作ります。
- 三木 大量調理の実習で、チケットも作って先生や職員の方に買ってもらうんです。そして、3年生になると学外実習があって、福祉施設に1週間、病院に2週間行きます。
- 高田 私は福祉施設で突然「カルシウムについての栄養教育をして」と言われたんですけれど、授業で練習していたおかげでやり遂げることができました。病院ではクローン病の方と交流会でお話させていただいたり、看護師さんや薬剤師さんと一緒に会議に参加させていただいたり、いろいろな経験をさせてもらって、すごく達成感がありました。
- 三木 私は学生2人で福祉施設に行くことになって、そこで提供するおやつを栄養価にも食材にもこだわって考えたんです。事前に何回も試作をしたんだけれど、おやつは180人分で、実際に作ってみたら量がすごい!材料のさつまいもとリンゴを切るのに時間がかかって、顆粒の黒糖を使うつもりが固形のものしか施設にはなくて、2時間で作るはずが結局4時間かけてしまって。大量調理ってすごく大変なんだと実感した一日でした。
- 門間 普通、最初に福祉施設に行くんですけれど、私は病院に行くことになったんです。病院のほうが大変なので、内心ビクビク。でも、行った先では管理栄養士さんが優しくて、栄養の業務の他にCTやMRIを撮る設備など、いろいろ見せていただきました。病院の管理栄養士さんになると、流動食など口からとらない栄養についても扱うので、それも見せていただいて、とても勉強になりました。
- 高田 実習中は一緒に実習に行くメンバーとしか接する機会がないんです。でも親しい友達とはメールで励まし合っていたよね。
- 三木 3年の11月は、基本的に実習先と家を行き来する生活。ふだん一緒にいる友達とまったく会わなかったので、メールはすごいうれしくて励みになりました。
- ーー まだ実習はあるんですか?
- 門間 4年生になってから「公衆栄養学実習Ⅱ」、「給食経営管理論実習Ⅲ」があり、保健所かというのがあり、実習先は、保健所か学校か選択できます。
- 高田 その他の選択実習を希望すると、病院に3週間、保育園に1週間も行けます。
- 門間 実習ではなく卒業研究を選ぶこともできます。先生が研究予定を発表して、学生が一緒に研究したいと思う先生を選んで、4、5人のグループで研究するんです。
天使大学に入学して良かったこと。
- ーー 天使大学に入って良かったなと思えることは?
- 一同 いっぱいある〜!
- 三木 友達が本当にいいコばっかりで。
- 門間 話してみるとみんな優しくて、テストや実習のことも相談できます。
- ーー みんなもともといい人なの?それともこの大学に入って心が清くなったとか?
- 高田 大学の雰囲気があるのかな。
- 門間 みんな同じようにふわっとした感じ。
- 三木 たしかに。大学がそうさせるのかな?不思議。
- 高田 クラスがあって行事が多いので、団結したり協力したりする機会が多いんですよ。
- 三木 体育祭も合唱コンクールもクラス単位で取り組むので、その度に仲良くなれます。
- 門間 修養会も。
- 三木 毎年、宿泊施設に行ってレクリエーションやグループワークをするんです。
- 門間 中学や高校のときは価値観の合わない人もいたけれど、大学ではいないですね。
- 三木 価値観が本当に似ているというか。
- 高田 もめることがないよね。
- 門間 勉強を頑張るときはみんなで一緒に頑張る。
- 三木 遊びと勉強のメリハリをちゃんとつけているし、家族を大切にするコもいっぱい。みんな、大事にするものや考え方が似てる。
- ーー いい思い出はできましたか?
- 三木 「コープさっぽろ」と天使大学で料理を共同開発していて、宅配カタログの「週刊トドック」に「天使大学のレシピ」を載せているんです。私たち3人が考えたレシピも採用してもらったことがあるんですよ。
- 高田 料理は、たとえば「エビ」とか、テーマに合わせて考えて。
- 門間 コープで配られるおせち料理のチラシの表紙にもレシピが選ばれました。
- 高田 他には......。もうすぐ門間さんが誕生日なので、三木さんとこっそりサプライズで計画を立てて3人でお食事に行きました。
- 門間 お互いの誕生日を祝い合うんです。
- 三木 私の誕生日のときはなぜか朝早くに集合で、行ったら「これからバスツアーに行くよ」って、ふたりがスイーツの食べ歩きツアーを予約してくれてたんですよ。去年はいろんな人からメッセージを募って1冊の本にしてくれてうれしかった。
- 高田 私もサプライズでもらったフォトブックは宝物。30人近くの写真とメッセージを集めてあって、勉強でつらくなったときはけっこう読み返します。
- 三木 実習期間も見たなぁ。
- ーー 社会に出てからつらいことがあったら、また見ますか?
- 一同 絶対に見ます!
- ーー いい仲間に会えて、いい大学に入りましたね。
- 一同 本当にそう思います!
- ーー 残りの大学生活で成し遂げたいことは?
- 高田 英語の勉強にも興味があるので、TOEICの点数を上げられたらなと思います。TOEICのための授業はないけれど「英文文献講読」が3年後期に始まって、栄養についての英語の文献を読む機会もあるんですよ。
- 門間 私は就職のことばかり考えていて......。卒業後に自分の行きたいところに行けるようにしっかり準備をしようと思います。
- 三木 私は料理を上達したい。母の代わりに晩ご飯を作ってみると、主菜、副菜とちゃんと用意しているつもりなのに、いつも物足りないから。あと、順番に作っていくと最初に作ったお料理が冷めちゃったり。パパパッて手際よく作れるようになりたいです。
※学生の学年は取材当時(2010年12月)のものです。
管理栄養士を目指して短大卒業後に編入学しました。
栄養学科3年
帯広大谷短期大学出身
私は短大を卒業した後、働きながら管理栄養士の資格をとろうと考えていました。けれど、栄養士として働く親戚から「管理栄養士は働きながら資格をとるのは難しいから、編入学して勉強に集中したほうがいいんじゃない?」とアドバイスされて、4年制大学に編入学することにしました。天使大学を選んだのは学外実習の機会が多く、どんな施設に行くか学生が選択できるからです。
今は3年次の授業と同時に1・2年次の授業もいくつか受けています。通常3年次は11月に学外実習に行くのですが、その期間、編入学生は学内で集中講義を受け、実習は春休みに行きます。毎日すごく忙しいですが、きっと今しか学べないことがあると考えると、頑張れます。
編入学生は、最初からこの大学に入学した学生たちが2年間築き上げてきたものの中にいきなり入るわけですが、グループワークで同じ班の人と仲良くなって、自然となじんでいく感じでした。わからないところを教えてもらったり、同級生にはすごく助けられています。この大学は友達も先生も優しくて愛のある人が多いので、編入学してきても大丈夫だと思います。
就職率と豊富な実習に注目して、天使大学に入学しました。
栄養学科2年
北見北斗高校出身
小・中学校で給食が好きだったこともあって、もともと、食に関する大学に行きたいと考えていました。天使大学を選んだのは、他の大学と比べて就職率が高いから。そして、学外実習の期間が最大9週間で、学校や病院など現場の雰囲気や大変さをより多く実感できると思ったからです。
学内でも100食以上の給食を作る「給食経営管理論実習Ⅰ」があり、先生に親身に教えていただいています。衛生面の大切さなども学べて、入学前に予想していたよりも勉強する範囲は広いです。専門職を目指すため、やるべきことがいっぱいありますが、友人たちからもいろいろなことを学べて、実りある学生生活を送っています。「菓子研究部」に所属し、ケーキやクッキーを焼きながら、先輩から体験談を聞いたりもしています。
将来は小学校の栄養教諭になりたいと入学当初は考えていたのですが、今では高齢者福祉施設や病院で管理栄養士として働くことにも興味を持ち始めています。どこで働くにしろ、自分にしかできないことを見つけて実践していけるようになりたいと考えています。
天使大学の栄養学科なら、専門分野を深められます。
栄養学科3年
佐呂間高校出身
食育に興味があり、栄養学を学べる大学を探して、医療的な科目が充実している大学のほうがいろいろ学べそうなので天使大学を選びました。食育に関してはある程度自分で学べるので、大学では専門的な分野を深めていこうと考えました。実際、カリキュラムには医療的な科目も多く満足しています。入学前の予想と違ったのは、心理学や行動科学を勉強する授業もあること。幅広く学んでいますが、一つ一つの授業が他の授業と関連していると思います。
卒業したら栄養教諭になりたいと考える一方で、肥満やアレルギーのニュースを聞くたびに、食べ物でそういう問題を解決したい気もします。とにかく前に進みながら、自分に何が合うのかを見出していこうと思います。
天使大学はクラス単位で動くので、友達と仲良くなれます。同じ学年に男子は他にいなくて自分一人だけですが、特に困ることはありません。友達の誕生日にケーキを作ったり、お返しにプレゼントをもらったり、楽しく過ごしています。ロッカーで他の学年の男子と話すこともありますし、まわりの人たちが親切にしてくれるので、男子でも全然心配はいらないと思います。
知識と経験を積み重ね、海外での支援活動に取り組みたい。
栄養学科1年
岩見沢東高校出身
高校2年生のとき、マレーシアに短期留学をしたことがあります。そこでストリートチルドレンの姿を見て、発展途上国の支援活動に携われたらいいな、と考えるようになりました。インターネットで調べてみると、天使大学のOGで海外で活躍している方がいたので、この大学を選ぶことにしました。
また、学生数が少なくクラス制で先生と接しやすいこと、国家試験の合格率が高いことも魅力で、ここなら積極的に学習できる環境があると考えました。大学では高校とは違い、同じ目標を持った仲間がいて、授業、グループワーク、そして行事にも皆が協調性を持って取り組んでいます。
私はいろいろなことに関心があり、知識だけでなく経験も大切だと考え、クラス代表を担当したり、他大学のバスケットボールサークルでマネージャーをしたりもしています。3月には海外研修プログラムに参加して、アメリカのシアトルとカナダのバンクーバーで看護や栄養に関する施設を見学してきます。これからもっと視野を広げ、自分に何ができるのか、自分は何をすべきなのかを見極め、さまざまなことに取り組んでいくつもりです。
いい体験になった実習を終えて、国家試験へ。
栄養学科4年
釧路湖陵高校出身
4年次はこれまでの総まとめです。「栄養教育実習事前事後指導」は、小学校で行う実習の前に学生が先生と児童に扮して模擬授業を行い、実習後に報告をします。「臨床栄養管理論実習Ⅰ」は病院での献立作りをします。私は学外実習を可能な限り選択して、小学校と病院と保健所に行きました。そのため前期は実習準備と就職活動に追われ、時間割には余裕があっても忙しかったです。後期は国家試験対策が中心で、勉強に打ち込めます。
学外実習が始まり、仕事の現場を体験します。
栄養学科3年
札幌開成高校出身
3年次は専門性の高い科目ばかりです。「臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ」では疾病ごとにかかる食事制限の中で献立作成をして調理します。「公衆栄養学実習Ⅰ」では特定栄養食品の表示について各班で発表したり、グループワークも多いです。後期には学外実習も始まり、私は循環器系の病院に行きました。現場では栄養管理の他に事務処理などの仕事があることを知りました。授業以外ではサークル「北の食物研究所」で副部長をし、農家にホームステイしたりしています。
調理の量も勉強の内容も、より本格的に。
栄養学科2年
札幌北陵高校出身
「給食経営管理論実習Ⅰ」では100人分や150人分の給食を、学生が栄養士役と調理師役に分かれてみんなで作ります。自分たちで献立を作るのですが、栄養価も材料費も枠におさまるように考えなくてはなりません。「給食経営管理論」は前期のⅠで給食の種類など枠組みを学び、後期のⅡでは会社のシステムなど経営に重きを置いて学びます。2年生になって食品や調理に病気が絡んできて、勉強がより本格的になってきたと感じます。
好きな勉強ばかりで、充実しています。
栄養学科1年
八雲高校出身
特におもしろい科目は「調理学実習Ⅰ・Ⅱ」です。先生が献立を作り、それを5、6人の班で調理し試食してレポートを提出します。お年寄り向けや災害時の食事なども学びます。「食品科学Ⅰ」はまさに食品を科学する授業で、たとえばイカを焼くと繊維がより強力になるから縮むといったことを学びます。現象を理論的に理解することで、食材を見る目が変わりました。勉強は大変ですが、好きな勉強を一日中できるので、どの科目もおもしろいです。
天使大学だからできることがあると実感しています。
栄養学科1年
室蘭栄高校出身
幼いころにアトピーで苦しみ、元気になるまでに数年かかりました。良くなったのは、栄養士の母が作ってくれた食事のおかげです。また高校では生活リズムの乱れから体調を崩しました。そこでも、母のアドバイスで食生活を見直して、立ち直りました。
ある講演会をきっかけに、自分の実体験が「栄養学」という学問に関わりが深いこと、その先に「管理栄養士」という職業があることを知りました。そのとき自分の経験と将来の仕事が一本の糸でつながるのを感じました。食べ物で苦しみ、食べ物に助けられた自分だから、栄養学を学ぼうと思ったのです。
天使大学に入学して1年が過ぎようとしています。いざ札幌という街に住んでみると、大学以外の場所にもボランティア活動や勉強の機会がたくさんあって、驚きました。天使大学は札幌駅や北大に歩いて行ける場所にあります。時間をかけて移動しなくても、自分のやりたいことにアクセスできる環境はありがたいです。ここで4年間生活して得られるものは、わたしのような地方の出身者からみて、とても大きいだろうと感じています。

実家を離れていますが、落ち着いて学んでいます。
栄養学科2年
旭川東高校出身
人のためになり、ずっと続けられる仕事がしたい。いつの時代も必要とされる専門職って何だろう?こう考えて真っ先に思いついたのが「食べること」であり「管理栄養士」でした。天使大学に進学して、大学として満足していることはもちろんですが、札幌という街の住みやすさも感じています。実家がある旭川まで、あまり距離を感じません。本州の大学に進学していたら、「何かあってもすぐ実家に戻れる」という安心感の中で、今のような学生生活を送れなかったかもしれません。
2年生が乗り越えるべき勉強の山場のひとつに、「給食経営管理論実習Ⅰ」があります。本番の給食を提供する重圧と、少人数による徹底的なディスカッションを経験しました。自分の意見を主張することに少し苦手意識がありましたが、実習を終えた達成感が大きな自信になりました。自分の未来を想像すると、病院のNST※として働く姿が目に浮かびます。それを実現するだけの専門知識やコミュニケーションの力を身に付けるため、これからも努力していくつもりです。

何を学ぶか、真剣に考えて天使大学に進みました。
栄養学科3年
留萌高校出身
18歳という限られた時間と経験の中で、自分の進路を探して、やっとつかんだ答えが「栄養学を勉強しよう!」でした。高校では数学が苦手だと自動的に文系にされます。すると理工系への道が、ほとんど断たれてしまう。文学、経済学、法学などに興味がなかった自分は、何を選んで将来を組み立てればいいのか真剣に考えました。栄養学科では、身近な食の周囲にある「なぜ」を突き詰めます。食品や人体に関する科学を駆使するので、3年間学んだくらいでは興味が尽きません。行く先には「管理栄養士」の国家試験も待っています。
高校時代に部活で陸上をやっていて、去年からまた走り始めました。今はあるランナーズチームに加入して、ハーフマラソンで1時間18分を切ることを目標にトレーニングを続けています。メンバーには、さまざまな職種の方がいて、非常に多くのことを学んでいます。将来的には管理栄養士としてもそのチームにかかわっていきたいです。何としても管理栄養士になるつもりで、ガッチリ勉強を続けています。

学力への不安。自分の努力と周りの人の助けで克服しました。
栄養学科3年
青森山田高校出身
青森山田高校の調理科から天使大学に進学しました。僕の通っていた高校(の調理科)は、ほとんどの生徒が調理師免許を取ったら就職します。普通科とは授業が違い、生物や化学など、勉強の面で不安がありました。天使大学には生物や化学のどちらか一方を履修していない学生が珍しくなく、大学にはそうした学生向けの授業が用意されています。先生たちも大学で必要になる部分をしっかり教えてくれます。3年目の今、入学のころのような学力への不安を感じることはなくなりました。自分なりに努力しましたし、周りの友人や先生の支えも大きかったと思います。
調理師としての実技を身につけていることと、人に物怖じしない性格が自分の強みだと思っています。給食の現場では「管理栄養士」と「調理師」が協働しています。自分は調理師の気持ちがわかるし、そんな自分だからこそ果たせる管理栄養士の役割もあるはずです。そんな自分の「強み」を生かすためにも、栄養職としての専門性を高めていこうと勉強している日々です。

身近な題材を通して、実践的な学習をはじめます。
栄養学科1年
札幌北陵高校出身
1年次では、調理学や栄養学、食品科学といった科目に取り組みます。「調理学実習Ⅰ・Ⅱ」では、高齢者や幼児、あるいは「飲み込むことに障害がある」といった条件によって、必要となる調理が異なる点に着目します。また、「形態機能学」では、体の機能のうち食品に関係の深い部分を勉強します。
栄養学や食品科学の題材は、身近な食品です。自然と興味がわいてくるので、楽しみながら学べます。

「給食経営管理論実習Ⅰ」は、本番そのものの真剣勝負です。
栄養学科2年
とわの森三愛高校出身
「給食経営管理論実習Ⅰ」は、学内の学生や教職員に実際の給食サービスを提供する実習です。管理栄養士役や調理員役を、立場を入れ替えながら体験し、実践力を培います。天使大学のカリキュラムには同じ名前でⅠ・Ⅱ・Ⅲとステップアップする科目が多くあります。これらの科目は前の学年で学んだことが基礎になります。わたしは将来農業に携わるのが夢なので、食に関する勉強には何でもどん欲に取り組んでいます。

病院や福祉施設などでの学外実習で実践力を高めます。
栄養学科3年
帯広柏葉高校出身
前期には福祉施設での「給食経営管理論実習Ⅱ」が、後期には病院での「臨床栄養学実習Ⅲ」があります。管理栄養士にとって福祉施設や病院は多くの先輩が働く職場ですから、これらの実習を通して進路を考える人も少なくありません。またわたしは、「北の食物研究所(37ページ参照)」というサークルの部長なので、実習以外の場面で、農業関係の方たちと協働するチャンスにも恵まれました。食のつながりと広がりを感じた1年でした。

充実した実習を通して、経験を重ねます。
栄養学科4年
札幌北高校出身
学外実習は病院での必修(2週間)と選択必修(保健所もしくは小・中学校、1週間×2回)があり、さらに3週間の病院実習を選ぶこともできます。合計7週間の実習すべてを履修する人もいます。わたしは栄養教諭の教職課程を履修して、北海道の教員採用試験に合格できました。教諭になるとひとりで教壇に立って子どもの食生活改善に関わることができます。教職を取ると大学生活は忙しくなりますが、努力の甲斐がありました。

スポーツ栄養学を極め、アスリートの栄養戦略を指導したい。
栄養学科4年
広島文化学園短期大学(編入学)
高校を卒業し、テニスに打ち込むために鹿屋体育大学に進学しました。ところが、進学してまもなくテニス選手としての成績不振に陥りました。慣れないひとり暮らしで、食生活の質が大幅に下がったことが原因です。しばらくしてスポーツ栄養学に出会いました。また、管理栄養士に食事のアドバイスを受けるようになって、競技の成績がはっきりと向上しました。
こうした実体験によって、「スポーツと栄養」というテーマに関心を持ちました。大学を卒業後、短大の栄養学科に進学しましたが、栄養士としての実務をこなしながら管理栄養士の資格を取るのは難しいと気づいて、天使大学3年次に編入しました。天使を選んだ理由は、臨床栄養を重視しているからです。
私が極めたいのは、アスリートの肉体をつくるという目的から考える栄養なので、それは臨床栄養に近いと考えています。将来は、大学教員の立場でスポーツ選手に高度な栄養指導を行うことのできる指導者を目指すつもりです。
世の中は変化しています。将来は栄養教諭になりたいと思っています。
栄養学科4年
大麻高校出身
母校の大麻高校には、ボランティア同好会があります。天使に入学してからは「銀河」というボランティアサークルに入りました。なにかこう、立派な考えや(人に奉仕したい)強い気持ちがあって始めたわけではありません。ただ、喜んでくれた人の笑顔を見ると、とてもうれしかったし、自分にとっても得られるものがたくさんあるので続けています。私が管理栄養士の道を選んだのは、人間を対象にして、なおかつ精神的な支えにもなれる仕事を探したから。高校時代からボランティアを続けていたことと、どこかでつながっているんだと思います。
天使がいいと思った理由は、札幌駅に近い交通の利便性や校風、建学の精神などです。心理学などの教養教育に力を入れていることも魅力でした。
狭き門ですが、将来は栄養教諭になりたいと考えています。病院の実習でも、栄養指導の部分で手応えがあったので、そこをもう少し掘り下げてみようと思っています。
将来どんな立場になってもここで学んだことを生かします。
栄養学科3年
札幌手稲高校出身
高校時代は文系コースで勉強していましたが、生物と数学は好きでした。そんな自分を生かす方法を考えながら、大学で学ぶことを探しました。天使大学には、管理栄養士になりたくて入学しました。私は、資格を取るために「食」の勉強を始めましたが、その内容は生涯にわたって学び続けられるものです。将来どんな立場になっても、学んだことを生かせるでしょう。こうしたことをはっきり意識するようになったのは、友だちの存在が大きく影響しています。
天使には、同じ専門職を目指している人が集まります。すると日常的に、自分の現在と未来を意識しながら、将来の目標について話す場面が多くなります。「食」というテーマで友人と話すことで、今まで気づかなかった自分の希望を知るというか。
ひとりでも自分のことを考えることはできます。でも、自分の考えだけで生きていたら視野が狭くなってしまう。これからも、友だちや先生と向き合いながら、日々の勉強を続けたいと考えています。
国家試験合格率の高い4年制大学を選びました。
栄養学科2年
青森戸山高校出身
私は、24時間の点滴を10日間も受けるような、重いじんましんで入院したことがあります。そのとき管理栄養士の栄養指導を受けたことが、自分の進路選択につながりました。管理栄養士になるためには、国家試験合格率の高い4年制大学を選ぶべきと判断して、天使大学を受験しました。天使は臨床重視なので、私の目指す方向にも合致しています。高校2年次にはすでに天使への進学を希望していたので、オープンキャンパスにも参加しました。
親元を離れてのひとり暮らしは、初めての経験です。それでも、学生の悩みに本気で応えてくれる先生と、熱心に勉強する先輩に囲まれています。勉強をおろそかにすることはありません。スカッシュのサークルに入っていて、授業の空き時間を見つけては汗を流しています。それに、アルバイトも続けています。
まずは国家試験に合格すること。そして、病院で栄養指導を行う立場に立つことが目標です。そのために、しばらくは勉強中心の生活を続けるつもりです。
生きた経験のために、充実した実習が選択できます。
栄養学科4年
紋別北高校出身
4年次の実習は保育園での選択(1週間)と選択必修(保健所もしくは小・中学校、1週間×2回)があり、さらに3週間の病院実習を選ぶこともできます。合計6週間の実習すべてを履修する人もいますが、私は栄養教諭(26ページ参照)の教職課程を履修しました。栄養教諭は、子どもの日頃の食生活改善にかかわることができます。教職を取ると1、2年生のうちは忙しくなりますが、努力の甲斐があって、北海道の教員採用試験と札幌市の公務員試験に合格することができました。

病院や福祉施設などでの学外実習で実践力を高めます。
栄養学科3年
札幌平岸高校出身
前期には市内の福祉施設で行われる「給食経営管理論実習Ⅱ(学外実習)」が、後期には病院で行われる「臨床栄養学実習Ⅲ(学外実習)」があります。管理栄養士にとって福祉施設や病院は多くの先輩が働く職場ですから、これらの実習を通して進路を考える人も少なくありません。
さまざまな病院で、NST※への取り組みが始まっています。これからの管理栄養士には、医療や福祉のプロと連携するための知識もより一層求められるということがわかりました。
※NST(Nutrition Support Team):医師、看護師、管理栄養士、薬剤師などの専門職や事務職がひとつになって、患者さんに適切な栄養管理を行なうチームのこと。

「給食経営管理論実習㈵」は、本番そのものの真剣勝負です。
栄養学科2年
北広島高校出身
2年次の「給食経営管理論実習Ⅰ」は、天使大学の学生や教職員に対して実際の給食サービスを提供する実習です。給食の仕事を体験することで、管理栄養士としての自覚を持ち、実践力を培いました。天使大学のカリキュラムには同じ名前のⅠからⅡ、ⅡからⅢへとステップアップする科目が多くあります。これらの科目は、前の学年で学んだことが基礎になるので、先輩のアドバイスを受けながら、しっかりと取り組んでいます。

入学してすぐに、実践的な学習が始まります。
栄養学科1年
旭川北高校出身
1年次では、調理学や栄養学、食品科学といった科目に取り組みます。「調理学実習Ⅰ・Ⅱ」では、高齢者や幼児、あるいは「のみ込むことに障害がある」といった条件によって、どのような調理が必要になるかといったことに着目しました。また、クリスマスやおせち、ひな祭りといった行事食の献立づくりにも取り組みます。栄養学や食品科学の題材は、「身近な食品」です。自然と興味がわいてくるので、楽しみながら学んでいます。

このままでは悔いが残る。それに気づいたから、編入学の道を選びました。
栄養学科4年
市立名寄短期大学出身(編入学生)
私は短大で栄養士の免許を取ってから、天使大学3年次に編入学しました。試験は11月の末ごろで、個人面接試験と小論文試験、専門分野の筆記試験を受けました。特別な試験勉強はしませんでしたが、短大生のころから栄養学をもっと深く勉強したい気持ちがあったので、無意識に進学を意識した勉強をしていたのかもしれません。2年間で栄養士の資格を取る勉強は、かなりハードでした。人とかかわったり、職業についてじっくり考えるゆとりはあまり持てなかったし、短大生らしい過ごし方もほとんど味わってませんでした。もう少し勉強を続けて管理栄養士を目指したい気持ちは当然ありましたし、医療系の知識を深めたり、心理学などの教養面を養うことも望んでました。短大を卒業した勢いで就職すると必ず後悔する。そう思ったので、進学先をじっくり選んで天使大学に進みました。最初から天使で勉強している学生は優秀で、正直に言うと気後れするところもあります。でも私は私です。ひとつの学校を卒業した経験を生かして、自分のやりたかったことをしっかり実現しようと思っています。
世の中は変化しています。医療の分野で栄養のプロが果たせる役割は広がっています。
栄養学科4年
北海高校出身
NSTという言葉を知っていますか? Nutrition Support Team の頭文字を取ったもので、医療の現場で、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などがチームとして患者さんをサポートすることです。栄養補給によって患者さんの状態を改善しようという考え方が基本になっています。こうした取り組みを行う病院は増えていて、私も先日の臨地実習でNST の研修会やカンファレンス(治療に関わるスタッフの打ち合わせ)の様子や、アセスメント(患者さんの状態を評価すること)の方法などを実際に目にすることができました。
私が天使大学を受験したのは、はじめから揺るがない気持ちがあったからではありません。自分が働きたいのは医療系だろうという大雑把な目標があって、後は経験を積む中で見えてくるだろうと思ったのです。今になって振り返ると、ほぼ予想通りになっていると思います。勉強が進み実習を重ねるほど、栄養学の楽しさに気づくし、立ち向かっていける自信もついてきました。一生続ける仕事として管理栄養士を選んで良かったと思っています。
何を学びたいか見つけられなかった私。自分がどうありたいかを真剣に考えました。
栄養学科3年
中標津高校出身
天使大学に進学する人は、看護師や管理栄養士になろうとするしっかりした動機があって受験するのだと思います。私 の場合は、ふと手にした天使の大学案内にあった「(天使大学は)人のために役に立ちたいと考える、あたたかくて責任感のある人(を求める)」という言葉(※)に心が動きました。人のために責任感を持って生きるには、どうしたらいいのかを考えた結果、管理栄養士を目指そうと決めました。
入学してみると、看護学科と併設されているので臨床(医療系)にとても強いということがわかりました。試験勉強のたびに、医療の現場と深くかかわる内容も学んでいると、実感しています。一方で、「給食経営管理論実習Ⅰ」では、学内で提供される100食以上の給食について、献立作りや大量調理を行いながら、緊張感を持って管理栄養士の仕事を経験しています。すぐれた専門職者を目指す勉強は甘くありませんが、しっかりついて行こうと思います。
※「天使大学は、こんな学生を求めています」より
料理好きな自分がスタートライン。そして見つけた、管理栄養士という国家資格。
栄養学科2年
帯広三条高校出身
僕がこうして天使大学で学んでいるのは、料理が好きな自分はどんな仕事に就けるのかと考えて、資格や就職、進学などを真剣に調べたからです。雑誌やネットだけでなく、母や周囲の大人の方々のアドバイスも受けました。天使大学の栄養学科に進学するということは、管理栄養士の国家資格取得を目指すことを意味します。どこで働くかはまだわからなくても、国家資格を持つ専門職として働くのは確かなので、やるべきことがはっきりしています。4年間ここでしっかり学ぶつもりです。栄養学科の勉強は、身近なことを掘り下げます。何気なく使う「栄養」という言葉の意味や、「おいしさ」が食品のどこにどういう形で隠れているのかというようなことをひとつひとつ、虫眼鏡で見るように勉強します。高校で習った生物や化学、数学の知識の中にも、栄養学を学ぶ上で必要な部分があります。僕は、高校時代に生物を取っていないのですが、未習者向けの授業を受けて基礎から勉強し直すことができました。高校時代に勉強した科目は人それぞれですが、目標さえきちんと決めればいつでもやり直しはできます。