天使大学インタビュー

(栄養学科 学生対談)天使大学って、こんな大学です。

カトリック大学なので「真面目」とか「献身的」といった印象を持っている人もいるかもしれません。確かにそういった側面もあるかもしれませんが、天使の在学生がよく口にするのは「天使は楽しい」という言葉。ただ、他の大学の「楽しい」とはちょっと違う気がします。ならば在学生に語ってもらいましょうと、12月のある日、栄養学科3年生3人に集まってもらいました。天使での日常について語る在学生の対談から、就職決定率や国家試験合格率の高さといった「数字」だけではない、「天使で学ぶ意味」が見えてくるかもしれません。



(司会)いつ大学に来ても、勉強している学生さんを見かけます。毎日の勉強は大変ですか?
(MMさん)勉強する範囲というか、分野が広いなと感じます。「人体の仕組み」や「微生物」なんかも勉強しますし。
(MOさん)卒業時期に国家試験が控えてますので、(3年次の冬の今から)そろそろ試験勉強を始めようかなって考えるときもあります。
(Yさん)毎日の課題もあります。
(司会)どんな課題が出るのですか?
(MMさん)いま頑張っているのは、献立を作る課題です。献立というのは材料とその作り方の組み合わせですが、2年生までは予算・栄養バランス・見た目・味・調理などに気を配って考えていました。それが3年生になると疾病別の献立になります。材料や調理に関する制限事項が増えるんです。
(Yさん)「展開食」って言うんですよ。
(MMさん)腎臓病だったらタンパク質を減らしてエネルギーを多くするとか、消化の弱い人には食物繊維を入れないとか......。
(MOさん)油にも種類があるので、普通の油と中鎖脂肪酸を使い分けたりします。
(Yさん)ひとつの献立を完成させるのが、2年次と比べて難しくなりました。ちょっと何かを変更すると、どこかのバランスが崩れてしまうので、また、考え直したり......。なんかパズルみたいです。


(司会)献立は「食事の設計図」なんですね。いろいろな条件を満たした上で、おいしさも求められるのですか?
(一同)もちろんです!
(Yさん)みんながそれぞれ考えた献立の中から先生が選択して、実際に「調理」と「試食」もします。単に考えるだけではありません。
(MOさん)朝昼晩3食作るんですよ。
(司会)あくまでも実践を意識した学びなんですね。それで皆さんは、将来病院勤務の管理栄養士を目指しているのですか?
(MOさん)わたしたちは病院より福祉施設がいいなと思ってます。
(MMさん)学外実習に行った感触としては、福祉施設の方が、相手の人とふれあう機会が多いように感じました。でもこういう感想は、実習先によっても変わってくるかもしれません。
(MOさん)どこで働くにしても、知識や専門的な判断を「献立」という具体的な形にする能力が基礎になります。病院ならば、献立を立てる能力に加えて栄養指導とかカウンセリングの能力も必要となります。
(Yさん)知識を形にするという意味では、発表にパワーポイントを使う授業も増えてきました。
(MOさん)わたしたちが栄養に関する説明を行う時のツールを「媒体」と呼ぶんですけど、パワーポイントはそういう媒体の一種みたいな位置づけです。
(司会)「献立」と聞くと栄養学科らしいなと思うのですが、他にもたくさんのことを学んでるんですね。
(MOさん)他の学校に通っている友達と話をすると、大学生よりも専門学校生と話が合う気がします。忙しさという意味で、生活のリズムや1年間の使い方に親近感を感じます。
(MMさん)日々がとても忙しいというよりは、1年を通じて休みが少ないのかもしれません。
(司会)「大学の休み」といえば長い印象がありますからね。それに比べると天使の皆さんは、夏冬に実習が入ってきますもんね。アルバイトは無理ですか?
(MMさん)やってます。わたしは居酒屋でバイトしてます。
(MOさん)わたしも同じで、週に3回くらい行ってます。
(Yさん)わたしはしてません。でもちょっとくらいした方がいいかなって思う時もあります。対人コミュニケーションの面でプラスになると思うんですよね。
(MMさん)夏休みは友人同士で集まってバイトするよね。競馬場とかで。
(一同)うん。


(司会)大学での勉強のことをいろいろ聞きましたが、学生生活の楽しみって何でしょう?
(Yさん)友達がたくさんできたことですね。
(MMさん)今日のインタビューは3人ですけど、いつもは他に4人加えて、仲良し7人グループなんです。
(Yさん)しょっちゅう集まって、カレーパーティーとかやってるよね。
(MOさん)やっぱり、料理するのが好きなんです。
(MMさん)そのメンバーで旅行にもずいぶん行きました。東京、大阪、沖縄......。
(司会)ひょっとしてみんな、食べ物の旅ですか?
(一同)そうです!
(MOさん)入学式が終わってすぐに、「出会いと親睦ゼミ」っていうのがあるんです。深川市にある「青年の家」に一泊で行くんですけど、それが7人が仲良くなるきっかけでした。
(MMさん)でも、基本的にクラスメートはみんな仲良しです。
(Yさん)入学してすぐのころ、最初天使は固いイメージでした。自分以外はみんなものすごく「まじめ」に見えるし、頭も良さそうだし。
(MOさん)そうそう。だから最初はおとなしくしてました。
(MMさん)隣の人に声かけてみたいけど、どうしようかなって考えてました。
(Yさん)お互いそうだったんだね。よかったよね、仲良くなれて(笑)。
(司会)他の人が優秀に見えたという話が出ましたが、みんなは天使が第一志望だったの?
(MMさん)わたしは第一志望でした。オープンキャンパスに来たとき、きれいな先輩が多くてびっくりしました(笑)。いい加減な雰囲気の大学生がいなくて、みんな楽しそうに勉強してる。だから自分も天使大学に入りたいなって思いました。
(MOさん)わたしも第一志望ですけど、そこまでファンじゃなくて。淡々とした第一志望でした。いろいろ比較すると天使が一番かな、みたいな。
(Yさん)わたしも第一志望でした。
(MMさん)わたしたち全員、推薦入試だったんですよ。一般試験だったらおそらく受からなかったと思います!
(松尾・余田)うんうん。
(司会)一般入試ってそんなに難しい印象なの?一般入試で入学してきた人は優秀だなって思ったりするんですか?
(MMさん)最初のうちはそう感じました!英語とか、「できるなー」って。
(MOさん)でも専門職の勉強はみんなスタートが一緒なんですよね。
(MMさん)今はもう関係ないなって思います。
(MOさん)勉強のことを言うと、1年次は無我夢中で、どこかその場しのぎだったなあと反省しています。
(司会)生物や化学を高校時代に取っていなかった人をサポートする授業もあるんですよね?
(MMさん)そこからやるの?っていうくらい基礎的な内容から始めてくれます。だからやる気さえあれば、誰でも大丈夫っていうか、わたしでも何とかなりましたから(笑)。
(Yさん)1年生のころに夢中で勉強した内容が今の学びに全部つながっています。今になって当時やった勉強の意味がわかってきたんです。
(一同)やっとね(笑)
(司会)天使大学の行事といったら何を思い浮かべますか?
(一同)ミサ!
(MMさん)カトリックの大学だからミサがあるのは知ってましたけど、最初はびっくりしました。でもミサは雰囲気があって、何よりケン神父のトークが楽しいです(笑)。
(司会)他にはどんな行事がありますか?
(MOさん)合唱コンクール、天使祭、体育祭、クリスマス、修養会とかですね。
(MMさん)行事とクラス制が切っても切れないというか。クラス制のもとに行事を行うので、クラスみんなでまとまって何かやる機会が多いです。
(Yさん)実習期間が終わると、はやく大学に戻ってみんなと話したいって思います。
(司会)学生生活最後の1年の目標を教えてください。
(MMさん)天使は小さい大学だから、人と人とのつながりが強いと思います。だけどひょっとしたら、(人間関係の)広さが足りないかもと感じる時があります。だからもっと人間関係を広げたいなと思ってます。
(MOさん)わたしは栄養学の知識を増やすことかな。今のままだと、現場で通用するとは思えないからもっと勉強しないと。そう思ってます。
(Yさん)そういえば、「天ギャル」のこと、言ってなかったね(笑)。
(MOさん)料理コンテストがあって、そこに仲良し7人組で応募したらわりといい賞を取ったんです。(「さっぽろ産の野菜で作るおいし〜い料理大賞」のコマツナ部門で大賞を受賞)
(MMさん)その受賞をきっかけにSTVテレビの「どさんこワイド」からテレビ取材も受けました。
(Yさん)名前がよかったのかな。『天(てん)ギャルセブン』って付けたんですよ(笑)。
(MMさん)わたしたちが作ったレシピがSTVテレビ「どさんこワイド」のホームページから見られるはずです。
(Yさん)あと1年残ってますから、こういうことも含めて、いろんなことに挑戦したいですね。