天使大学インタビュー
安心して子育てできる地域づくりのために、助産師として役立ちたい。
天使大学大学院 助産研究科
助産教育分野2年
釧路赤十字病院(休職中)
わたしの分娩介助件数は助産師として13年間で1,100件を超えました。キャリアを重ねる中で若手助産師の教育にも取り組んできたのですが、一度立ち止まって、地域に必要な実践的な助産を学び直す必要を感じていました。職場の理解と助けもあり、今こうして大学院で後輩助産師を育てるカリキュラムの作成に取り組んでいます。わたしはこの先も釧路のために働きます。釧路に住む人が安心して子育てできるように、自分が大学院で学んだことを一つ一つ還元していきたいです。
いま、どうして「助産教育分野」という学びが必要なのか。
天使大学大学院 助産研究科教授(客員)
近藤 潤子
わが国の母子保健、なかでも周産期のヘルスケア提供者の人材不足は深刻な状況にあります。いつも女性のそばに寄り添い、特に妊産褥期・新生児期のケアに卓越し、人間性豊かな助産師を育成することは急務となっています。また、その実現のためには実践と教育両面に優れた「助産師教育者」の増員が必須です。
人の出生にかかわり、女性を支援する「助産師」の仕事の素晴らしさを知らせ、その業(わざ)を後継者に伝える役割は、すべての助産師に期待されているところです。しかし、助産師の「教員」・「臨床指導者」として教育にあたる場合、豊かな臨床経験に加えて、効果的な教育・指導を行うための"準備"が必要となります。
今までわが国には、助産師教育に特化した大学院がありませんでしたので、本研究科が2008年4月に「助産教育分野」を開設しました。1年半の期間をかけて、助産師育成のカリキュラムの作成、学習・評価の諸理論、授業・臨床指導の演習・実習など、助産師教育専門家として必要な理論・スキルを体系的に学び、後進の助産師を教育・指導する能力の養成に力を注いでいます。
助産師として自信をもって働きたい。そのためにどこで学ぶべきか考えました。
天使大学大学院 助産研究科
助産基礎分野2年
看護学生時代に、地元の開業助産院を見学して助産師になるための準備を本格的に始めました。実習先に仕事ができると評判の助産師さんがいて、その人が天使の助産研究科の修了生だと知りました。それが天使に興味をもったきっかけです。自立した助産師として自信をもって働きたい。そのために、最初の教育をどこで受けるべきか真剣に考えました。複数の学校のカリキュラムを自分なりに見比べ、内容の違いを検討し、オープンキャンパスにも足を運びました。すべて自分の目で確かめた上で進学先を決め、いまここで学んでいます。
充実した2年間を、多様な仲間と学びました。
天使大学大学院 助産研究科
2009年3月修了(助産研究科4回生)
大阪府立母子保健総合医療センター
周産期部門 産科病棟
わたしの実習履歴を見た職場の方に「(学生時代に)こんなにお産を取って来たの?」と驚かれました。1年目から分娩部に配属されたのは、天使での学びが評価されたからだと思います。大学院といえば期間の長さや実習量に目が行きがちですが、それだけではありません。天使の助産研究科には、自分と同世代はもちろん、看護師・助産師として経験豊富な方も入学してきます。そんな仲間と刺激しあい、支えあって学んだ毎日が、私にとってかけがえのない財産になっています。天使で出会った仲間とのつながりが、これから助産師として働いていくうえで「力の源」になると思っています。
母校に戻って学ぶ意義は深い。わたしの「天使らしさ」をこの先も育てたいと思います。
天使大学大学院
看護学専攻 ホスピス・緩和ケア
看護学コース1年
天使大学を卒業後、北海道がんセンターに就職して4年間働きました。現在は休職中です。仕事を通して「がん看護」への関心が高まり、恩師の菅原邦子教授に助言をいただいたことがきっかけで2度目の学生生活のスタートラインに立っています。
大学院で学び始めて数ヶ月がたち、「看護とは何か」をもう1度考えています。緩和ケアやホスピスと深くかかわって働くために、今までやってきたことを生かしながら、最新の専門知識をただ積み上げるのではなく、看護師として自分にできることを見つめ直すために、学生時代の原点に立ち返っています。
学部時代から続く先生方との信頼関係を大切にし、大学院でさらに一歩前進したいと思います。1度社会に出た後、大学に戻って再び勉強することを決意して、よかったと思います。
食品衛生分野の研究者を目指します。
天使大学大学院
栄養管理学専攻
博士前期課程 2年
天使大学2年次に「食品衛生学」の授業を履修し、おぼろげにですが、将来、研究者になることを意識しました。その後、卒業研究が決め手となり、大学院に進学することを決めました。
卒業研究の時から「菌の薬剤耐性」を研究しています。薬剤耐性とは、文字通り「薬剤に抵抗性があって効かない」という意味です。例えば、肉牛や乳牛は疾病の治療や予防に多くの抗生物質が使用されるため、腸内の大腸菌などに薬剤耐性が出現することが多くあります。巡り巡って、これらの菌を原因とした食中毒が発生するとどうなるか。こうした一連のメカニズムを把握することも、食の安全につながります。社会で、ものごとの仕組みを根底から把握する役割を担うのは研究者です。わたしは「健康と生活にかかわる専門職者」を育てる天使大学で学ぶ中で、この役割の大切さに気がつきました。だから、わたしは研究者を目指して、天使大学大学院で学び続けています。