天使大学インタビュー
健康について必要とされる支援を、必要とする人に届ける。
天使大学 看護栄養学部 看護学科 2005年3月卒業
北海道後志保健福祉事務所
保健福祉部健康推進課 保健予防係 保健師
天使大学を卒業後、保健師として北海道に就職しました。倶知安町にある保健福祉事務所(北海道倶知安保健所)に配属されて5年、後志(しりべし)管内の15町村で暮らす住民の健康を支援しています。道の保健師は、管轄している市町村の健康問題を把握し、関係機関と連携しながら地域保健活動を行います。私のいる保健予防係では、感染症対策やALS※などの難病を抱えている方々への支援に取り組んでいます。他にも精神障害を抱えている方の社会復帰や生活支援、児童虐待予防対策、健康教育、保健関係の研修企画や実施に取り組む係もあります。
看護師が病気で損なわれた健康を取り戻すためのケアを中心に行うのに対し、保健師は地域に生活しているすべての人を対象に予防的な視点で支援を行います。ここが看護師の仕事と異なる部分です。病気や障害を抱えていても、住み慣れた町で安心安全に生活を送ることができるよう支援を行うことが大切な役割です。天使大学での学びを通して身につけた、仲間どうしがそれぞれの役割を果たせるような関係を作る力、人に対する姿勢は、今の仕事でも生きています。インターネットで「後志保健福祉事務所」を検索してもらうと、保健師の仕事内容を調べることができます。興味のある人はぜひ読んでみてください。
※ALS(Amyotrophic Lateral Sclerosis):重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患。筋萎縮性側索硬化症。
スポーツ栄養学を極め、アスリートの栄養戦略を指導したい。
栄養学科4年
広島文化学園短期大学(編入学)
高校を卒業し、テニスに打ち込むために鹿屋体育大学に進学しました。ところが、進学してまもなくテニス選手としての成績不振に陥りました。慣れないひとり暮らしで、食生活の質が大幅に下がったことが原因です。しばらくしてスポーツ栄養学に出会いました。また、管理栄養士に食事のアドバイスを受けるようになって、競技の成績がはっきりと向上しました。
こうした実体験によって、「スポーツと栄養」というテーマに関心を持ちました。大学を卒業後、短大の栄養学科に進学しましたが、栄養士としての実務をこなしながら管理栄養士の資格を取るのは難しいと気づいて、天使大学3年次に編入しました。天使を選んだ理由は、臨床栄養を重視しているからです。
私が極めたいのは、アスリートの肉体をつくるという目的から考える栄養なので、それは臨床栄養に近いと考えています。将来は、大学教員の立場でスポーツ選手に高度な栄養指導を行うことのできる指導者を目指すつもりです。
世の中は変化しています。将来は栄養教諭になりたいと思っています。
栄養学科4年
大麻高校出身
母校の大麻高校には、ボランティア同好会があります。天使に入学してからは「銀河」というボランティアサークルに入りました。なにかこう、立派な考えや(人に奉仕したい)強い気持ちがあって始めたわけではありません。ただ、喜んでくれた人の笑顔を見ると、とてもうれしかったし、自分にとっても得られるものがたくさんあるので続けています。私が管理栄養士の道を選んだのは、人間を対象にして、なおかつ精神的な支えにもなれる仕事を探したから。高校時代からボランティアを続けていたことと、どこかでつながっているんだと思います。
天使がいいと思った理由は、札幌駅に近い交通の利便性や校風、建学の精神などです。心理学などの教養教育に力を入れていることも魅力でした。
狭き門ですが、将来は栄養教諭になりたいと考えています。病院の実習でも、栄養指導の部分で手応えがあったので、そこをもう少し掘り下げてみようと思っています。
将来どんな立場になってもここで学んだことを生かします。
栄養学科3年
札幌手稲高校出身
高校時代は文系コースで勉強していましたが、生物と数学は好きでした。そんな自分を生かす方法を考えながら、大学で学ぶことを探しました。天使大学には、管理栄養士になりたくて入学しました。私は、資格を取るために「食」の勉強を始めましたが、その内容は生涯にわたって学び続けられるものです。将来どんな立場になっても、学んだことを生かせるでしょう。こうしたことをはっきり意識するようになったのは、友だちの存在が大きく影響しています。
天使には、同じ専門職を目指している人が集まります。すると日常的に、自分の現在と未来を意識しながら、将来の目標について話す場面が多くなります。「食」というテーマで友人と話すことで、今まで気づかなかった自分の希望を知るというか。
ひとりでも自分のことを考えることはできます。でも、自分の考えだけで生きていたら視野が狭くなってしまう。これからも、友だちや先生と向き合いながら、日々の勉強を続けたいと考えています。
国家試験合格率の高い4年制大学を選びました。
栄養学科2年
青森戸山高校出身
私は、24時間の点滴を10日間も受けるような、重いじんましんで入院したことがあります。そのとき管理栄養士の栄養指導を受けたことが、自分の進路選択につながりました。管理栄養士になるためには、国家試験合格率の高い4年制大学を選ぶべきと判断して、天使大学を受験しました。天使は臨床重視なので、私の目指す方向にも合致しています。高校2年次にはすでに天使への進学を希望していたので、オープンキャンパスにも参加しました。
親元を離れてのひとり暮らしは、初めての経験です。それでも、学生の悩みに本気で応えてくれる先生と、熱心に勉強する先輩に囲まれています。勉強をおろそかにすることはありません。スカッシュのサークルに入っていて、授業の空き時間を見つけては汗を流しています。それに、アルバイトも続けています。
まずは国家試験に合格すること。そして、病院で栄養指導を行う立場に立つことが目標です。そのために、しばらくは勉強中心の生活を続けるつもりです。
保健師の仕事に大きな魅力を感じています。
看護学科4年
札幌厚別高校出身
僕には介護福祉士の姉がいます。だから最初は自分も、姉と一緒の仕事に就こうと考えていました。しかし高校の先生から「たとえば高齢者が体調を崩した時、背中をさするような事でも、それが医療行為なら介護福祉士には許されていないんだよ」と聞かされて。だったら患者さんのケアができる看護師になろう。そう考えて、天使大学に進学しました。
天使の看護学科を卒業すると、「看護師」と「保健師」という2つの資格が取得できます。個人の健康だけでなく、家族や地域などの環境にも介入するのが保健師の仕事です。もともとは介護の道に進むつもりだったので、保健師の仕事に大きな魅力を感じます。もちろん看護師にもやりがいを感じるので、これからの学外実習を通して、看護師を目指すか、保健師を目指すか、じっくり判断したいと思います。
天使大学で学ぶ中で、自分と相手の個性を認め合って良い方向へ持っていこうと行動できるようになりました。ここは自分としても成長したポイントだと思います。これからも自分の成長を実感できるように、毎日を過ごすつもりです。
回復が見える看護に携わっていきたいと思っています。
看護学科4年
旭川北高校出身
今しかできないことって何だろう?そう考えた高校時代の私は、野球部のマネジャーをしていました。部活は毎日休みなく、道具ふきから草むしりまで、本当に何でもやりました。高校2年生のときには甲子園にも連れて行ってもらいました。
天使に進学しても、私の考え方は変わっていません。今しかできないことってなんだろう。そう考えながら、勉強しています。
天使では、看護の専門領域それぞれについて実習があります。今年(3年次)は、母性、小児と地域の実習に行きました。実習とは現実の中に身を置いて学ぶことです。先生の指導を受けながらも、「今できるベストは何だろう」と考えて取り組みました。
私が今、関心をもっているのは手術の前後など、医療依存度の高い状態の患者さんに対する看護です。今年の実習で、退院して行く患者さんの姿を見ながら、その思いを強くしました。将来は多くの技術と知識をもって、何にでも対応できる看護師になりたいと思っています。そういう自分の姿を思い浮かべながら、勉強を続けています。
仲間と経験を共有しながら、自分を成長させるつもりです。
看護学科3年
苫小牧東高校出身
看護師を目指すのは、救急救命士である兄の影響です。だから進学先にはこだわりがなくて、どの学校なら自分が人間として大きくなれるかを考えて選びました。
天使ではちょっと過保護なくらい、先生や仲間とのかかわりが意識的に保たれています。他人とはほどほどに付き合おうと考える人が、少ないようにも感じます。ここで仲間と経験を共有し喜怒哀楽をぶつけ合いながら、自分を成長させていこうと思っています。言葉にして初めてわかることってありますよね。仲間や先生と話すことが、自分を映す鏡になる。自分の素顔に気づかないと、本当の意味で患者さんに向き合えないことを、先生たちは知っているのでしょう。
高校時代は、サッカー部のマネジャーをやっていました。頑張っている人を見るのが大好きなんです。だから将来は、看護師の資格を持つ保健の先生もいいなと考える時があります。職業選択については、まだまだ時間があるので、じっくり考えるつもりです。
友人に恵まれ、自分の成長を実感しています。
看護学科2年
札幌月寒高校出身
祖母が看護師なんです。その影響もあるのか、人の助けになる医療の仕事に就きたいという気持ちを、ずっと抱いてきました。
天使に入学して良かったことは、友人に恵まれたこと。それに、自分の成長を実感できていることです。天使には同じ専門職を目指している人が集まりますから、自分の現在と未来を意識して話す場面が多くなります。「看護」というテーマで友人と話すことで、今まで知らなかった自分の素顔を知る感覚もあります。自分自身のことって、知っているようで深く考えていなかったのかもしれないと、最近気がつきました。先生方も学生のそういう変化を見慣れているのでしょう、手探りで自分探しをしている私たちをしっかりバックアップしてくれます。
今は、保健師の仕事に興味があります。でも実習を重ねるうちに、興味の対象はどんどん変わっていくような気がします。そうした中で本当に自分に適した仕事に出会えたらいいなと、今は考えているんです。
生きた経験のために、充実した実習が選択できます。
栄養学科4年
紋別北高校出身
4年次の実習は保育園での選択(1週間)と選択必修(保健所もしくは小・中学校、1週間×2回)があり、さらに3週間の病院実習を選ぶこともできます。合計6週間の実習すべてを履修する人もいますが、私は栄養教諭(26ページ参照)の教職課程を履修しました。栄養教諭は、子どもの日頃の食生活改善にかかわることができます。教職を取ると1、2年生のうちは忙しくなりますが、努力の甲斐があって、北海道の教員採用試験と札幌市の公務員試験に合格することができました。

病院や福祉施設などでの学外実習で実践力を高めます。
栄養学科3年
札幌平岸高校出身
前期には市内の福祉施設で行われる「給食経営管理論実習Ⅱ(学外実習)」が、後期には病院で行われる「臨床栄養学実習Ⅲ(学外実習)」があります。管理栄養士にとって福祉施設や病院は多くの先輩が働く職場ですから、これらの実習を通して進路を考える人も少なくありません。
さまざまな病院で、NST※への取り組みが始まっています。これからの管理栄養士には、医療や福祉のプロと連携するための知識もより一層求められるということがわかりました。
※NST(Nutrition Support Team):医師、看護師、管理栄養士、薬剤師などの専門職や事務職がひとつになって、患者さんに適切な栄養管理を行なうチームのこと。

「給食経営管理論実習㈵」は、本番そのものの真剣勝負です。
栄養学科2年
北広島高校出身
2年次の「給食経営管理論実習Ⅰ」は、天使大学の学生や教職員に対して実際の給食サービスを提供する実習です。給食の仕事を体験することで、管理栄養士としての自覚を持ち、実践力を培いました。天使大学のカリキュラムには同じ名前のⅠからⅡ、ⅡからⅢへとステップアップする科目が多くあります。これらの科目は、前の学年で学んだことが基礎になるので、先輩のアドバイスを受けながら、しっかりと取り組んでいます。

入学してすぐに、実践的な学習が始まります。
栄養学科1年
旭川北高校出身
1年次では、調理学や栄養学、食品科学といった科目に取り組みます。「調理学実習Ⅰ・Ⅱ」では、高齢者や幼児、あるいは「のみ込むことに障害がある」といった条件によって、どのような調理が必要になるかといったことに着目しました。また、クリスマスやおせち、ひな祭りといった行事食の献立づくりにも取り組みます。栄養学や食品科学の題材は、「身近な食品」です。自然と興味がわいてくるので、楽しみながら学んでいます。

実習と就職活動を通して、自分の適性や将来について考えます。
看護学科4年
倶知安高校出身
4年次では、4つの実習プログラムを経験します。「健康生活看護学臨地実習Ⅳ(成人慢性)・(成人急性)」を通して、自分がどんな看護を行いたいのか考えました。実習や授業のほかに、国家試験のための勉強も行います。4年次に限った話ではありませんが、計画的な時間の使い方が求められます。学生生活を通して学び考えたことをふりかえりながら、自分の適性や本当の希望を見つめます。これらをもとに、就職活動を行いました。

老年や地域など、看護分野ごとの実習を行います。
看護学科3年
札幌西高校出身
3年次になると、母性・小児・地域・老年など、各看護領域に分かれて合計7週間の実習に取り組みます。私は「健康生活看護学臨地実習Ⅲ(老年)、Ⅱ(地域)」を通して高齢者の看護と、保健師の役割について学びました。看護師と保健師では、果たす役割が異なります。今回の実習は、実際の仕事の内容を知る機会になりました。実習先での経験を重ねながら、医療にかかわる人間に求められる質を高めていくのが3年次です。

いよいよ、病院での本格的な実習が始まります。
看護学科2年
北広島高校出身
「基礎看護学臨地実習Ⅱ」は約2週間の実習です。主に札幌市内の病院で行われます。実際に患者さんを受け持つ事で、相手の方に応じた看護とは何かを考えます。不安もありましたが、自分の看護が相手の役に立つことを実感できました。大学生活の後半に向けて勇気づけられ、また、日頃の勉強の仕方を見直す機会になりました。実習後に行われる修養会で仲間と真剣に看護とは何かを考え、決意を新たに「戴帽式」に臨みます。

看護の基礎を学びながら、自立した学習者を目指します。
看護学科1年
石狩南高校出身
1年次では、「基礎学修論(前期)」などを通して、大学生に求められる学び方を身につけます。
また、「看護学原理」などの科目で自ら考え抜く力を養います。「基礎看護技術論」では、ベッドメーキングやバイタルサイン(血圧や体温など)の測定といった、看護学科らしい内容を学びます。科学的な根拠にもとづいた看護を実践する看護師を目指して、高校で習う統計や生物・化学などについても、基礎から学び直します。
