天使大学インタビュー

私が天使を選んだ理由

助産研究科 助産専攻2年

天使の助産研究科に入るまでのキャリアを聞かせて下さい

北海道医療大学を2001年に卒業した後、実家に戻り地元の助産学校に入学しました。1年で助産師の資格が取れる学校を選びましたが、事情が重なり卒業には至りませんでした。その後札幌で、混合病棟の看護師として採用され、就職しました。産婦人科、糖尿病内科、NICUなどを経験しています。2年ほどして勤務先の産婦人科が閉鎖。医師の不足が原因でした。助産師を志す気持ちを持ったまま産婦人科の看護師を務めていた事もあり、それを期に退職し、助産師として再スタートする事を決意しました。

天使の助産研究科を選んだ理由は

一度挫折した経験があるので、自分の中に比較の対象というか、一定の基準がありました。学校に対して、この点はこうあって欲しいという基準です。そこを一つひとつ確認した結果、天使を選んでいます。学校説明会で大学院のスタッフや先生から直接お話を伺いましたし、施設も自分の目で見てすばらしいと思いました。何より良いと思ったのは、40名の定員に対して16名の教員が配置されている事です。著名な先生が多いのは皆さんご存じの通りですし、科目の専門性を伝えるにふさわしいスペシャリストが授業を担当しています。この点は非常に重要だと思います。情熱にあふれた専門家と同じ教室で過ごせる事は、単に習うという事とは異なる体験です。天使が提供している環境は、普通なら手に入らない種類のものだと私は思います。

学費について教えてください。

学費に関する考え方は人それぞれなので、参考程度に私の経験をお話しします。看護師時代の年収は、400万円を少し超えるくらいでした。これを一時停止して学生に戻る事には、確かに勇気が必要です。ただ、私の前の職場では、臨床を離れて学校に戻り、資格を取って臨床に戻るという事が、特別ではありませんでした。そういう先輩が多かったので、必要に応じて臨床と学校を行き来する事には抵抗がありませんでした。

復学を意識してから貯金を始めて、結局、2年分の学費くらいは用意しました。結婚していますし主人も普通の人ですから、特別な支援はありません。学生生活を続ける上で必要な費用の予測が付かなかったので、貯金は全て温存しました。銀行の学資ローンで初年度の納入金を賄っています。復職すれば返済は可能ですから、借りる事には抵抗がありません。1年学んでみて、授業料以外の支出はそれほどでもなかったので、2年目の学費は貯金から出す予定です。

1年学んでみて、どうでした?

他力本願な意味ではなく、モチベーションが下がらないですね。もっと勉強しよう、と毎日思っています。これは、専門家であるとともに情熱的な教育者である先生に囲まれているからですね。それと、同期の仲間の影響も見逃せません。年齢も経歴も様々な人が、それぞれに助産師を目指して集まっています。教わること学ぶことについて、密度が濃い毎日を過ごしているのです。

助産師には、正常な分娩に関してある程度の自律性が認められています。独自の判断でケアを行う事が出来るし、開業権も認められている。この仕事を続ければ、自分の信じるやり方を形に出来る、そういう生き方を選択できると信じています。

自分の将来のために、資格だけを最短距離で取って現場を目指すのではなく、2年間で基礎を固めたい。学び方を学んだ上で、確かな一歩を踏み出したいのです。毎日好きなだけ勉強に没頭できる日々は、そうそう手に入るものではありません。今を大切にしたいと思っています。

この春、助産師として歩き始めました

天使大学大学院 助産研究科 2006年修了
天使病院勤務 助産師

天使の助産研究科に入るまでのキャリアを聞かせて下さい

天使の看護学科を卒業してストレートに進学しました。この春卒業して、これがはじめての社会人経験です。まだ配属されて10日くらいしか経っていませんから、新しい環境に慣れるのに必死なんですよ。

※このインタビューは、2006年4月10日に行いました

天使の助産研究科に進んだ理由は

学部での勉強が進むうちに、4年間では学び足りない、もう少し続けたいと感じるようになりました。訪問看護や慢性疾患の分野にも興味がありましたが、母性や母子に関する実習で手応えを感じ、専門職者としてとても尊敬できる助産師さんや大学の先生と出会いました。そのような経験もあって、継続支援が鍵を握る分野で、長いスパンで患者さんと接するケアに自分の身を投じてみたいと考えて、助産師を目指しました。

大学院時代の出来事で、強く印象に残る話を聞かせて下さい。

卒業直前に、札幌市内の私立女子中学校で性教育の授業を行いました。性教育特論の集大成となる実習で、人工妊娠中絶などもテーマに織り込んだ2時限のプログラムです。教育という言葉からは「教える」事を連想しますが、教える者はより多くを学ばなければなりません。1度限りの授業でも、相手に与える影響の大きさを考えれば、準備しすぎという事はないのです。命の大切さ、自分を大切にすると言う事、女性の権利、こうした奥行きのあるテーマについて、6人のチームであらゆる角度から考え抜いた末に授業に臨みました。イマドキの中学生からは、活発な反応は期待できないと聞いていましたが、実際の様子は全く違いました。彼女たちの知識には誤りもあるのですが、興味と関心、質問の鋭さと理解する力は想像以上でした。活発な意見がどんどん飛び出す教室の中で、先生が生徒から学ぶとはこういう事かと実感しました。

教育に関心があるのですね。

シャー先生から助産教育方法論を、トンプソン先生から倫理を習いました。お二人とも英語で授業を行うので、最初は、言葉の壁が障害になって理解できないのではと不安でした。ところが実際には、先生の人間性や私たちに接するときの自然な姿から学ぶ事がたくさんありました。通訳が入り表現も平易なので、授業内容についても理解できます。また、先ほどの性教育特論の指導をして下さった大石先生は、付かず離れずの距離で見守りながら要所で的確に指導して下さいました。私たちの力を信じて引き出すような教え方なのだと思います。

このように、言葉や技術、情報だけではなく、教育者としての情熱から伝わるものが多くあります。講義の内容には、難しい部分やすぐには納得できない事もありますし、自らの価値観と向き合う事を余儀なくされる場面もありますが、感じながら多くを学びました。

これから出会う妊婦の方に、お母さんに、あるいは一人ひとりの女性に、中身のある何かを伝える事も助産師という仕事の本質だと思います。私は、すばらしい助産師の先生に教わったのだから、自分もそれをつなげていかなければならないと強く感じています。多くを学んで的確に伝える事を教育というなら、私の関心は、そこに向けられていると思います。

でも、私の助産師としてのキャリアは、いま始まったばかり。現場にいて、一つひとつの事を自分の目で確かめて、現実を知るのがこれからのステップです。前を見て、専門職者としての自分の方向をしっかり見極めたいと思っています。

いろんな感じ方があるから、ベストが見つかると思います。

天使大学看護学科 2004年卒業
北海道社会保険病院 呼吸代謝科 看護師

肺がんの患者さんには若い方も多くて、もう有効な治療がない段階であっても、そのことを受け入れられない場合があります。緩和ケアを勧めても耳を傾ける気持ちになれないとか、家族の方が病状を受け入れられないとか。こうしたケースは大学でも習いましたが、頭での理解と現実は全く違います。一生懸命相手の立場に立った看護を勉強したつもりですが、まだどこか他人事だったのかなと思うときがあります。

本当の事を求めて、もっと自分から勉強するのが大学だと、先生たちは何度も繰り返していました。天使の先生はとにかく「患者さんのため、患者さんのため」と言います。私もそこで学んできたから、やはり同じような見方をしてしまいます。同じ患者さんの話でも、スタッフによって受け止め方はさまざま。いろんなスタッフがいて、いろんな見方があるから患者さんにとってのベストが見つかると思っています。2年目の今、やっと自分の感じ方を周りのスタッフに伝えられるようになってきたところです。

対象のペースに合わせて支援する仕事に、やりがいを感じます。

天使女子短期大学衛生看護学科2002年卒業
専攻科2003年修了
札幌南保健センター 保健師

助産師を目指す中で、育児困難や虐待の問題を学びました。そこで、出産後の長い育児の過程でつまづく人がいて、そうした方を支援する保健師の仕事を知りました。悩んだ末に私が選んだのは、助産師ではなく保健師です。行政の立場から、あらゆるライフステージの地域住民を対象に、みずから支援を求められない人も含めて、よりよい健康に向けた援助を行っています。

札幌にはたくさんの人が住んでいるのに、孤独の中で育児と向き合っているお母さんが本当に多くいます。こうした状況でお母さん同士をつなげ合わせたり、地域の資源を上手に利用してもらうこと、つまり、一人ひとりのお母さんを孤独にさせず地域とつながりを持たせることが私たち保健師の役目だと考えています。育児困難や虐待の問題を抱える人については、その人の生活の場に入って、その人のペースに合わせて支援しています。自治体の限られた財源を生かして、最大限の仕事に取り組む手腕も求められています。忙しく責任も重い仕事ですが、おもしろさややりがいを感じながら日々働いています。

給食をわかってこその臨床。そう教えられている気がします。

天使大学栄養学科 2005年卒業
札幌厚生病院栄養科 管理栄養士

私の職場では、6人の管理栄養士が給食管理と臨床(栄養指導等)を担当しています。就職してやっと1年、仕事を覚えている最中ですから知らないことも多いですが、同じ国家資格を持つ管理栄養士であっても、病院によって求められる役割には大きな違いがあるようです。

札幌厚生病院に採用されてよかったと思う点は、給食と臨床がしっかり結びついている点です。配属されてすぐの頃は給食の献立に関する仕事が主でしたが、その後、回診に同行してベッドサイドに行くようになりました。臨床に出ると、給食の仕組みがわかっているがゆえに気づく点が多くあります。医療の現場では、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師らがチームで患者さんにあたる栄養サポートチームの考え方が一般的になってきました。食事に関しても、個別対応がますます進んでいます。こうした中で、給食と臨床の両方を行き来できる環境からスタートできたことは、本当によかったと思っています。

これから天使で学ぶ人に、期待していることがあります。

天使女子短期大学食物栄養学科1996年卒業
元町みどり保育園 管理栄養士

私の勤める保育園では、0歳から5歳までの園児約160名が6クラスに分かれていて、担当する管理栄養士は4名です。園児が口にするもののほとんどは、私たちが作っています。離乳食やアレルギーに関して父母と相談することや、食育に関わる部分で工夫することも私たちの仕事です。

私の職場に在籍する4名の管理栄養士は全員、天使の卒業生です。日々の業務の中で、私が感じた疑問をみんなも同じように感じていたり、提案の意図をすぐに理解してもらえるといったことはよくあります。一本の糸でつながっているんですね。私は短大時代の卒業生で、キャリアは今年で10年目。4年間じっくり勉強してきた後輩を、うらやましく思うときもあります。栄養学は日々進歩しているので、食育に関する最新の取り組み方など、後輩のみなさんが学んでいる内容には、「栄養職の現場」がいま必要としていることがたくさんあります。私たちも毎日が勉強です。後輩のみなさんも頑張ってください。

自分の事を大切にしてくれる先生がいる。それをはっきりと感じました。

看護学科3年

大学受験の段階では、天使じゃないと学べないことが何なのか、わかっていなかったですね。同じ国家資格を取れる大学なら他にもあって、天使もその中の一つ。この大学でよかったと本当に思うようになったのは、2年次の実習の時です。

病院で10日間の実習を受けたのですが、前半の5日間を終えた段階でいったん大学に戻り、経過を整理して後半に備えました。実習に耐えうる知識と技術を学んで臨んだつもりでしたが、病院で目の前にいるのは生身の患者さん。緊張感と責任感、重圧と無力感で、身も心もボロボロ――。大学の先生たちは、僕の身に何が起きているか全部お見通しでした。どうやって実習をクリアするかではなく、患者さんの状況を把握した上で、僕がどうしたいかを尊重した指導をしてくださっていると、その時はっきり感じました。言葉だけの「人間性重視」ではない、自分が大切にされる体験。天使で学ぶことの意味ってこれだと思います。あと2年、ここでしっかり勉強します。

自分自身と話す時間を大切にしています。人の役に立つ仕事をするために。

看護学科2年

今こうして天使大学で学んでいるのは、天使の専門職大学院に進学して、最終的には助産師になりたいからです。赤ちゃんが好きという理由もありますが、さまざまなライフステージにある女性と深く関われる点に魅力を感じています。

看護職を目指すきっかけは、小学生時代に見たマザー・テレサの特集番組。印象が強くて、冬休みの自由研究のテーマにしたくらいです。高校・大学と進学する中で、看護職を目指す気持ちは揺らぎませんでした。天使を選んだ理由は、大学案内にある近藤学長のメッセージが印象深かったからです。大切な事はみんなそこに書いてあると思います。1年目が終わったばかりなので、専門性の高い内容はこれからです。その分、自分とは何か、人とは何か、そして看護とは何かといった事を、ひとり静かに考えています。人に教わることではないけれど、よい方向に導いてくださる先生の存在は絶対に必要。こうしたことは自力で気づくというより、環境から見い出していくものだと思います。

看護師の仕事を中断して大学に編入。私がもう一度学びたいこと。

看護学科4年

以前は病院に勤める看護師でしたが、仕事を中断して天使大学で学んでいます。編入学の制度を利用したので3年次からのスタート、あと1年の時間があります。私が看護師を目指して勉強をしていたのは5年以上前で、その後「在宅医療」という言葉が一般的になり、訪問看護ステーションの数も増え続けています。今、特に学んでいるのは、「在宅」や「地域」というキーワードに関連する部分です。

以前の職場は、地域のがんセンターという役割を持っていて、がん患者さんと接する機会が多くありました。死期が近い患者さんにとって、残された時間をどこでどう過ごすかということは、本当に大切な問題です。自宅で過ごせる場合とそうでない場合を分けるポイントは何か。どうしたら、終末期を本人にとって最もよい形で過ごせるか。在宅医療を学びたいと思ったのは、現場で日々目にすることへの疑問があったからです。大学で学ぶ今、新しいことを吸収しながら、今までの自分を見つめ直すこともできて充実しています。

レポートの書き方など、看護を学ぶ上での基礎を身につけました。

看護学科1年

「基礎看護技術論」のⅠは講義、Ⅱは実習です。それぞれはさらに、ベッドメーキングなどについて学ぶ授業と、バイタルサイン(呼吸、脈拍、血圧、体温など)の測定などを学ぶ授業とに分かれます。初めて実習着を身につけた時、ついに看護の勉強が始まったと実感しました。大学では、テーマに沿って調べ、レポートを書いて理解を深めるという学び方をします。こうした学ぶための技術は「看護学原理」の講義などをとおして、1年次のうちに身につけていきます。

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病院での2週間に渡る臨地実習が大きな山場でした。

看護学科2年

病院で2週間にわたって行われる「基礎看護学臨地実習Ⅱ」が2年次のハイライトかもしれません。入院している1人の患者さんを受け持ち、日常生活をともにして、相手が何を望んでいるかを知り、適切な看護計画を立案するのです。看護の最も重要な部分を学んでいる実感があります。この実習を終え、修養会で看護とは何かをもう一度考え、決意を新たに戴帽式に臨みます。春休みに、アメリカ・シアトルでの海外研修に参加する人もいます。

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選択の実習もすすんで履修するのは、「実際の仕事」を知りたいから

栄養学科4年

4年次の実習は必修が2つ(3週間)と選択が2つ(4週間)です。天使大学ではほとんどの人が、選択の方もフルに参加して計7週間の実習経験を積みます。ハードな実習に進んで参加する理由のひとつは、病院や福祉施設などでの実際の仕事を体験できる貴重な機会だからかもしれません。自分の適性を見極めて、本当にやりたい仕事を見つけるために、みんな真剣です。

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3年次には母性、老年など各看護分野ごとの実習が組まれています。

看護学科3年

2年次から看護学に関する講義は、母性・小児・地域・成人・老年・精神などの分野に細分化されます。3年次になるとそれぞれに対応する実習が組み込まれてきます。トータルでは6週間くらいだと思います。私自身は2週間(10日間)にわたる「健康生活看護学臨地実習Ⅰ-1(母性)」で、出産に立ち会えたことが特に印象深いです。学習が深まるにつれ、同じ看護師でもさまざまな方向性があることに、自分でも気づき始めました。

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就職活動を通して、看護師としての自分の適性を知りました。

看護学科4年

5月から10月中旬にかけて、3年次の延長として2~4週間の実習プログラムを4~5つ経験するのが普通です。「統合継続看護臨地実習」や国家試験に向けた勉強も本格化しますので、それらに集中できる環境を4年次に進級する前にどれくらい作っておけるかが大切だと思います。就職活動が始まる中で、看護師としての自分の適性や、職場としてどのような場所を希望するかといったことも、真剣に考えました。

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栄養を学ぶのは前から決めていたこと。なぜ、天使大学を選んだか。

栄養学科4年

高校時代に取り組んだ陸上競技を通して、スポーツ栄養学という分野があることを知り、大学では栄養の勉強をしようと決めました。大学を選ぶ時に重視したのは、正確で新しい知識と技術を学べることはもちろん、「人間」についても掘り下げて考えを深められるかどうかです。食と関わる仕事には必ず「相手」が存在しますから、どんな学校で学ぶかは職業人としての基礎をつくる上で重要な選択だと思います。

日々の講義や実習を経て、静かに自分を振り返る時間を確保することが大切だと感じています。一方で、人と話すことによって考えがより深まったり、自分とは異なるものの見方に気づくこともあります。先生や仲間と考える時間を持つことと、一人で学ぶことのバランスが大切ですが、天使大学ではその両方を大切にする考えが根付いています。これからも、周りに感謝しながら学び続けたいと思っています。

TV番組の制作現場から転身。食品の専門家を目指しています。

栄養学科3年

大学を卒業して3年ほど、テレビ局のAD(アシスタント・ディレクター)をしていました。ADは、番組作りのほとんどに関係します。食べ物に関する番組をとおしてフードコーディネーターと仕事をしたり、自分がそれに近い役割を果たすこともありました。

家族の病気などもあり、食べ物に関してはずいぶん独学しました。そしてついに、専門的に勉強する決心をして天使大学に進学。独学との大きな違いは、学んだ結果を国家資格として残せる点です。世の中には、国家資格を持たなければ立ち入ることのできない領域があって、医療の分野は特にそうです。将来「病気を抱えた人でも安心して食べることのできる、外食のお店を開きたい」という夢を持ったとして、そのときの自分が、管理栄養士として深い専門性に到達できていたなら、実現できることの幅が全く違ってくると思います。将来の自分に期待する気持ちで、今の勉強に取り組んでいます。

学ぶなら北海道で。祖父の願いを受けて留学を決意しました。

栄養学科2年

私の母国は南米のほぼ中央に位置するパラグアイ共和国で、向こうの学校を卒業した後、日本に留学しました。祖父母が日本人なので日本語にはさほど不自由がなく、臨床栄養を学ぶ場として天使大学を選びました。

札幌を目指した理由は、北海道出身の祖父の強い希望があったからです。パラグアイは内陸国で東部は森林丘陵地帯、西部は大草原で海産物はあまり手に入りません。年間の平均気温は20度前後と過ごしやすそうですが、夏には45度を超え、冬には零度になる日もあって北海道とはかなり異なる気候です。私の親の世代は北海道を知りません。だからなおさら、孫には北海道を見せたかったのだと思います。天使大学を選んだ理由は、近藤学長のメッセージなどを通して、人間性を成長させることに重点を置いていると感じたからです。食を学ぶ時には、国際的な視点から地域性をとらえることも必要です。そうした視点を持つ先生のもとで学べることも、自分にとっては重要なポイントでした。

人とふれあう仕事がしたい。だから私は保健師を目指す。

看護学科4年

去年、えりも町保健センターで2週間の実習「健康生活看護学臨地実習Ⅱ(地域)」に参加しました。80歳代の方を対象にする健康教育プログラムを行うのが後半の山場で、毎晩宿舎で仲間と準備を進めながら、日中は保健師の日常業務を体験しました。高血圧の人が多い地域なので、事前に私たちが立てた企画は、血圧に関する知識を中心としたものでした。現地に行ってみると、みんなが仲良く交流して暮らしており、そのことが健康を保つ上でプラスに働いているとわかりました。そのことを受け、教育プログラムの内容を知識重視から、自分たちの健康を保っているよい習慣を再認識してもらう方向にシフトしました。

もともと保健師志望で進学したのですが、看護師・保健師両方の資格を持てるわけですから職業的な選択肢は広く、いい意味で迷うこともあります。今回の実習をとおして、やはり保健師を目指そうという気持ちになりました。残りの学生生活でしっかり準備を進めようと考えています。

方向性は見えている。職業としての到達点は、これから見極めます。

栄養学科2年

高校時代の友人から、男子学生がほとんどいない大学はどうかと尋ねられることがあります。さすがに入学式の時はどうしようかと思いましたが、今は気にならなくなりました。天使大学は職業教育を行う大学。隣にいるのは、男女の別なく同じ方向を目指す誰かです。

自分が全力を出し切れて、やりがいを見いだせ、生涯成長できるような職業。それをずっと探していました。迷って迷ってたどり着いたのが「栄養」というテーマです。人の健康や幸福に直結しているということは、全力で取り組むにふさわしい世界です。自分にとっても興味深く、管理栄養士という国家資格にもつながっている。「これだ」と思って受験しました。授業はどれも面白いし、真剣に受けています。自治会にも所属し、病院で栄養職のアルバイトもしています。栄養改善、調理法、管理栄養士、栄養教諭、すべてが自分の手の届く範囲にあって、勉強すればするほど次の世界が広がっていくような気がします。

実習をとおして知識を統合し、実践力を身につけていきます。

栄養学科1年

天使大学には栄養学科ならではのサークルがあります。私は「北の食物研究所」に所属して「my樽運動」にも参加しました。授業の他にも、食べ物について学び、考える機会が増えたのは、自分としてもうれしいことです。調理学や栄養学、食品科学の勉強は入学してすぐに始まります。「調理学実習Ⅰ・Ⅱ」で、学んだ知識をどんどんつなげていくのが1年生の主な内容です。

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100食以上を調理する給食実習は、まさに真剣勝負です。

栄養学科2年

「給食経営管理論実習Ⅰ」では、学内の実習室で、昼食を教職員や他の学生に100食以上提供します。食事計画、栄養計画、献立を作るだけでも十分に大変ですが、当日は時間通りに調理を行い、おいしく安全に配ぜんし、さらに自己評価を行います。実習というより、2年次の私たちにとっては、真剣勝負です。将来は病院で働きたいので、この実習を中心に、他の勉強にも全力で取り組んでいます。

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小学校での実習で、児童の食に対する興味の高まりを感じました。

栄養学科3年

「給食経営管理論実習Ⅱ(学外実習)」は、札幌市内の小・中学校で、1週間の集中実習を行うものです。私は、小学校で栄養職員の業務をつぶさに見ながら、みずからも配属クラスの子どもたちと一緒に食事をし、授業を行いました。食べ物に興味を持つ子供が多いことを実感するとともに、学校っていいなと思わせてくれた実習先には、感謝しています。実習をとおして、子供の「食育」にたずさわる仕事がしたいという目標ができました。

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