天使大学 看護栄養学部 実習・演習の紹介

理論を学ぶ

「科学的根拠にもとづいた判断」の基盤となる、理論を学ぶ科目

[1年] 基礎栄養学

栄養とは何かを学びます。健康の保持・増進、病気の予防や治療における栄養の役割、糖質・脂質・タンパク質・ビタミンなどの栄養素が体内でどのように消化・吸収されるのか、また他の栄養素との関係性について理解することが目標です。また、栄養学の歴史についても学習します。

[1年] 調理学

調理操作による食品の変化や諸現象を科学的に理解し、食品成分の特性を把握します。食事の計画やそれを提供するまでの一連の経過についても学びます。健康を保持・増進するための食事設計、人の栄養や嗜好を満たす調理、科学的な裏付けのある調理操作を理解することなどが目標です。

[1年] 生化学Ⅰ

生命は、体内でのさまざまな化学反応や、物質交換によって維持されています。生化学では、細胞や生体物質の構造や機能について学びます。

[2年] 食品衛生学

食品衛生とは、衛生上の危害発生を防止し、食品の安全を確保することです。有害微生物や食品添加物と飲食とのかかわりなども学びます。食品の生産から製造・加工・調理、流通、消費にいたるまですべての段階における衛生管理の重要性を理解し、実際に安全を確保できるようになることが目標です。

[2年] 臨床栄養学Ⅰ

栄養状態の良否は病気と密接にかかわります。栄養コントロール、急性・慢性疾患や外傷・術後の回復などについて、栄養との関連を学びます。各疾患の栄養アセスメントと栄養食事指導のポイントを理解し、傷病者一人ひとりに応じた適切な栄養管理を習得することが目標です。

[2年] 健康管理概論

健康とは何だろう。個人や集団の健康状態は、どのように把握するのだろう。現代ほど「健康」に対して関心の強い時代はありません。ここでは、「健康」の概念やその歴史的変遷を理解しながら、どうしたら個人や集団(市町村・学校・職場等)が健康づくりを進めていけるか、それに必要な健康教育や健康管理の知識と技術、そして背景となる法律等を学びます。

[2年] 病態診療学Ⅰ

栄養学を病気の予防や治療に役立てることを目的とし、肥満・糖尿病・高脂血症といったいわゆる「生活習慣病」や、主要な疾患について、原因や予防法、治療法などの専門的知識を習得します。

[3年] 公衆栄養学Ⅰ

地域や職域における健康・栄養問題と、それを取り巻くさまざまな要因についての情報を収集・分析し、総合的に評価できることが目標です。

[4年] 食といのちのゼミ

管理栄養士として業務を行っていく上で、現実に遭遇するであろう多くの問題について研究・討議し、広い視野で対処できる能力を高めます。食と人間との密接なかかわりあいを理解し、指導的立場に立つ者にとって必須となる豊かな人間性とは何かを考え、高めることが目標です。

[4年] 国際栄養学

世界には今、どのような栄養問題があるのかを知り、その社会構造的な背景や原因を探ります。また、国際協力分野でボランティアやNGOが取り組んでいる栄養活動事例を知ることで、今後、栄養問題を解決する上で何が必要なのかを考えていきます。

実践力を身につける

「判断」したことを確実に実行するための実践を学ぶ科目

栄養学を科学的に学習するための基礎を身につける 「食品科学実験Ⅰ」 1年

食品化学実験Ⅰカリキュラムで登場する最初の実験科目で、化学系実験に関する基礎知識や基本操作、レポ-トの作成法を学ぶとともに、食品に含まれる成分について定量分析(どんな成分がどれくらい含まれているか)、定性分析(いろいろな成分の性質を確認すること)を行います。タンパク質・糖質・無機質など食品成分の理解と実験における数量的な扱い方を学び、さらに食品成分表に対する理解も深めていきます。この科目で学ぶことは、栄養学を科学的に学習していく基礎となりますので、1年次にしっかり基本を身につけます。

一連の給食運営を学ぶ 「給食経営管理論実習Ⅰ」 2年

給食経営管理論実習Ⅰ学校や病院、保育園、高齢者施設などで食事を提供するための基本となる給食運営のあり方を学ぶ実習です。学内の学生や教職員を対象とした給食を作り、実際の昼食として提供しますが、それはまず栄養量を決めるところから始まります。献立を立て、食器や盛り付け方、サービスの方法などを考え、具体的な調理計画を立て、それらを限られた時間の中で実施します。また、給食をおいしく衛生的に提供する方法を検討したり、給食を通して行う栄養教育を理解するために、ポスターやリーフレットの作成方法なども学びます。

天使の給食作成された献立は、「天使の給食」というホームページで一般公開されています。原稿の整理や写真の撮影など、インターネットを利用する情報提供に必要なことがらも、実習の中で学んでいます。

健康・栄養指導の実際を学ぶ 「栄養教育論実習」 3年

栄養教育論実習すべての人々が健康で長生きするにはどのような栄養素が必要で、そのためにどんな食生活をしたらよいかを指導する技法を実習します。身体の計測や食生活・栄養摂取調査を行い、個人・地域・集団などそれぞれの対象者に対応した指導のプログラムを作成します。指導の成果を上げるために、既存のフードモデルなどを使いますが、状況や目的に応じて各自のアイデアを凝らした教育媒体の作成もします。小学校や保健所など、学外実習で栄養指導を体験した後は、指導内容全般に対する分析や評価を行い、その結果を次の計画に活用する方法も学びます。

臨床現場を希望する学生のために「臨床栄養学実習Ⅴ」(学外実習)4年

臨床栄養管理論実習Ⅱ臨床栄養領域では、3年次の「臨床栄養学実習Ⅲ」で全員が医療施設において2週間の臨地実習を行います。その後、より深く臨床栄養分野を学びたい学生は、さらに3週間の病院での「臨床栄養学実習Ⅴ」を選択することができます。この実習では、いろいろな事例を通してヘルスプロフェッショナルの一員としての管理栄養士の役割や、他職種との連携について学びます。また、臨床栄養管理のシステムや対象者一人ひとりに適した栄養補給、栄養教育などの方法を実践的に学び、総合的なマネジメントの考え方を理解します。

最終更新日:2011年7月31日